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実践メモ♯08 SOSを発信してみる



実践メモ♯08 SOSを発信してみる

以前の記事で「上司に「出来ない」と言ってくるぜ!」と宣言した通り、
先日、無事宣言して参りました。

結果としていくつかの担当業務が他の人に代わることになり、今は肩の荷物が降りてホッとしているところです。
反面、「自分は仕事が出来なかった」という苦い思いもありますが、これが自分の現在の力なのだからしょうがありませんね。今まで逃げてきた事に向き合った結果だから、これはきっと成長痛なのだ。

結論から言いますと、SOSを発信して自分にとっても周囲にとっても伝えて良かったです。今回はどのように発信したのか、その結果と気づきについて書きたいと思います。

この記事で伝えたいこと

・SOSは意外と簡単に出せるよ!今、辛かったり困ったりしていても人に話せない人はとりあえず思い切ってSOSを出してみて!

こんな人にお勧め

・仕事で困っている、辛い。けど人に話せずに抱え込んでいる
・家族、友人など直接的に関係ない人には話せるけど、上司・同僚など職場では話せない
・人に頼ることが苦手
・現状いっぱいいっぱいで、具体的に何に困っているのか、どうして欲しいのかも分からない。でも辛い

どうやってSOSを発信する?

(1)言い方
「辛いです」「しんどいです」「やばいです」
 どんな言い方でも良いのでとりあえず自分の状態を相手に伝える。
 方法はメール、チャット、MTG、電話、立ち話なんでも。
 MTGの設定ができるくらい余裕があるのであれば、時間を取って置くと相手も聞きやすいかと。1週間以内に話せる機会が無さそうであれば、メール、チャットやちょっとすれ違った時にちょっと話す、で良いです。

真面目な人ほど、相手に負担にならない場所、時間、言い方を考えてから、、となりがちですが、いっぱいいっぱいな状態であれば、方法よりも「早く伝える」方が大事です。あなたを守るためにも周囲のためにも。
  
(2)お相手
上司やプロジェクトの責任者※が理想ですが、難しければ先輩や同じ職場、プロジェクトの人でも良いかと。
※人事権(業務・役割の決定権)を持っているので対応が一番早いため

私の場合

私の場合は、前回の記事を書いた翌日の午後、たまたま上司からチャットで「仕事はどう?」と聞かれ、ギリギリの状態だった私はそのまま素直に「正直、しんどいです。。」と返答。上司もびっくりしたらしく、その日の夜にちょっと話さない?とご飯に誘われました。
(元々は次週の1on1 MTGを予定していたのですが、思いがけず聞かれたので予定より早くなりました)

仕事をいつもより早めに切り上げ、職場近くのラーメン屋で密にならない様に距離をとりながら話を聞いてもらいました。
具体的には覚えてないのですが、仕事が出来なくてしんどい事、人に頼ることが苦手で毎回緊張するが、慣れようとしている事、仕事が頭から離れない事、朝食が食べられない事(食欲がなくなりゼリーを流し込んでいた)など思っていたことをつらつら話した気がします。上司は女性ですが、小さいお子さんもいるのに遅くまで話を聞いてくれてとてもありがたかった。。

上司は話を聞きつつ、励ましやアドバイスをくれたりして、結局2hくらい付き合ってくれました。昔は上司も「自分でやらなくては!」と思って抱え込んでしまって頑張っているのに評価されなかったけど、人を頼る様にしたら仕事が進んでかつ評価されるようになったそう。

仕事をする上でのアドバイスも色々もらったので、また別の記事で紹介したと思います。

結果と気づき

(1)気持ちを受け止めてもらえて安心した
       

(2)思っていたより、自分の状況や心理は周囲には分からない
      上司も「そこまでしんどいとは思っていなかった」とのこと。
     また人にお願いする際に緊張していたとは全く気づかなかったとのことで、
     びっくりされました。
     あんなに挙動不振だったのに、まじか〜〜。

(3)SOSを出すことは周囲の為にもなる
     
この後、私の仕事のいくつかを別の人に渡すことが決まりました。
      あのまま仕事を抱え続けていたら、いくつかは出来ないか遅れていた可能性が高いです。その場合、自組織だけでなく、その仕事の相手に迷惑が掛かる、かつ自組織の信用も無くなってしまいます。
      そう考えると私もSOSも出して良かった、というか出してなかったらまずかったなと改めて思います。

(4)出来ないと言えるのはスキル。言えない人もいる
       
これは上司から言われた一言です。私以外の人も負荷が高い状況のため、上司としては何らか手を打とうと、個別MTGの設定を依頼していましたがなかなか登録してくれず、声も上がってこない人もいて状況が分からないので困っているとのこと。

SOSの発信はなぜ難しいのか

やってよかったSOS。なぜ今まで出来なかったのかを考えてみました。個人的には以下の通り。

・相手に迷惑/重荷かも…
・言っても変わらないかも…
・自分が出来ないと認めたくない
・SOSを出したことがないのでやり方が分からない(成功体験がない)

SOSを出す、と言うことは勇気が入ります。相手がどう感じるか、動くか分からないし、より悪い状況になるかもしれない。
評価や業務負荷といった利害や人間関係が絡むと特に言いづらい。
さらに「出来ない」と言う事にプライドが邪魔する。
これまでの私はこれらに囚われて現状維持を選んでいました。

参考:「人に頼る技術」でも頼れない心理について書かれていました。
「お願いする」と言うことは基本的に不快なものだそうです

まとめ


「人に頼った方が良い」と頭では理解していても実行するには抵抗がある、という人は結構多いのかなと思います(特に女性は多いみたいですね)

繰り返しますが、

SOSは意外と簡単に出せるよ!今、辛かったり困ったりしていても人に話せない人はとりあえず思い切ってSOSを出してみて!

言ってもすぐには結果に繋がらないかもしれない。でもそれがきっかけとなって、いつかどこかへ繫るはず。勇気を出して発信したSOSがいつか誰かを救うはずです。

もしこれを読んでくださったあなたが辛い気持ちを抱えているのであれば、とりあえず誰かにSOSを発信してみましょうぜ!応援してます!





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