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【子育て】スマホ・タブレットをどう使わせるべきか~依存症ビジネスの作られかた~#262

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、スマホ・タブレットなどのデジタルデバイスにどれくらい触れていますか?

現代では、完全に絶つことは難しいですよね。今回は、デジタルデバイスとの良好な関係の築き方について発信します。

1 依存症になる仕組み・デジタルデバイス

本日のおすすめ本はこちらです、ドン!

なかなか興味深い内容でした。現代人は、過去のどの時代よりも依存症になりやすい環境で生活しています。

薬物、アルコール、そしてスマホ・ゲームなどテクノロジーを駆使したデジタルデバイス。特にデジタルデバイスは怖い!引用します。

アプリや各種プラットフォームは(中略)タバコと同じく、依存症になるようにデザインされていると言ってもいい。(プロローグより)

まだ自制心の弱い子どもは特に、ですね。

2 今はまだ「実験段階」である

私は小学校教師です。学校でも「GIGAスクール構想」により、一人一台のタブレット端末が配布されました。以前よりもずっと、子どもがデジタルデバイスに触れやすい環境です。

確かに、デジタルデバイスは便利です。使い方によっては素晴らしい世界が開けます。そして、ここまで生活に浸透しているので、「完全に絶つ」ことは不可能です。

なので、学校では積極的に使わせています。テクノロジーを駆使して、自分の生活・環境、そして世界を良くしてほしいと願っています。

ただ、やはり心配もあります。引用します。

幼い頃に長期的にテクノロジーを過剰使用した場合の影響が、まだはっきりと解明されていないからだ。(p300)

今はまだ「実験段階」なのです。

3 頭を使うとストレスに強くなる「苦労の接種効果」

デジタルデバイスが子どもから奪ったものはたくさんあります。コミュニケーション能力、忍耐力、想像力などと言われます。私は特に、次の記述が印象的でした。

電話番号を覚える、長い日曜の午後に何をすべきか考えるなど、頭を働かせる経験をしていると、病気の予防接種と同じように、のちのちの精神的苦痛に対して免疫ができるという考え方だ。(p300)

頭を働かせると、精神的苦痛に強くなるのですね。「苦労の接種効果」というそうです。確かに、情報に翻弄されたり、衝動的な行動をとったりすることは減るように思います。

家庭環境が良くなく「心配な子」ほど、自分のスマホを持っていたり、保護者が最新のデジタルデバイスを持っていたりします。それって、ますます良くないですよね・・・。

ちなみに過去に「退屈が機知能力を鍛える」という発信もしています。興味のある方はぜひ(^^)

4 結局「節度をもって使わせましょう」

心配なことをたくさん書きましたが、結局「節度をもって使わせましょう」ということです。

デジタルを介さない遊びを意識的に行ったり、デジタル機器に触れさせる時間を決めたりするなどです。

また、時間を決めるときは、本人と相談の上決めるのがベストです。「本人も関わらせてあげる」ことで、約束も守りやすくなります。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!本書は読みやすいですし、子育て中の方は、第3章「新しい依存症に立ち向かうための3つの解決策」だけでも読まれると良いかと思います。

私の発信でも、ちょこちょこ取り上げたいと思います(^^)

では、今日も素敵な一日を!
晩秋の風景が美しい!スマホから顔を上げて、空を見よう(^^)


私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。