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【読書】貧困から抜け出す方法は絶対にある!~綺麗ごとなしの”貧乏脱出大作戦”~#267

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、「子どもの貧困」が社会問題になっていますね。さらに、コロナ禍で経済状況が悪化する家庭も、これから増えてくるかもしれません。

そんな時に覚えておいて欲しいのが、「貧困から抜け出す方法はある」ということです。今回は、貧困脱出法について発信します。

1 トップ翻訳家による「貧困脱出」法・25選

本日のおすすめ本はこちらです、ドン!

著者は、現在翻訳家として活躍されているタカ大丸さん。帯によると、「DVと貧困から抜け出しトップ翻訳家に上り詰めた」経歴をお持ちの方です。

ちなみに、タカ大丸さんの翻訳で、代表的なのがこちらです、ドン!

すごっ!ベストセラーじゃないですか!(私も2018年に購入していました)

『貧困脱出マニュアル』には、そんなタカ大吉さんが徹底インタビューで体系化した「綺麗ごとなしでお金を稼ぐ25の方法」が紹介されています。

2 「”学校に行けない”なんていいなぁ」と言うけれど

私は小学校教師です。年に一度、6月くらいに「ユニセフ共同募金」の案内が全校児童に届きます。その時「貧困のため、学校に行けない子ども達」という文言に反応する子どもがいます。

「学校に行かないでいいなんて、いいなぁ~」

いやいやいや!その子が将来どんな人生をたどるか?タカさんは述べます。

水汲みをして「目をキラキラ輝かせている」子供は、多分教育を受けられない。学校に行けないから字も読めないままで一生単純労働だけで終わり、貧困の負の連鎖から抜け出せない。(p4)

そうなのです。さすがに「一生水汲み」はないかもしれませんが、「一生鉄くず集め」「一生染色」なのです。低賃金で、自分の成長を実感する余地のない日々が、延々と続くのです。

しかも、有毒ガスとか、『National Geo Graphic』で見た染料で手が真っ青とか、「人権ってなんだっけ?」という状況で働くのです。(ただ、その恩恵を受けているのが私たち先進国の人間なのですが・・・)

さらに、政情が不安定なら、テロ組織や犯罪グループに加入したりすることも考えられますね。だから、子ども達には「学校へ行けないことでどれほど不利益を被るか」を延々と話します。

ちなみにスポーツ界における「ハングリー精神」の嘘も、本書は暴いてくれています。なるほどね~。

3 経験ゼロからプロ選手、そして高給取りに!その競技とは?

本書では、「貧困から抜け出せる職選び」についても述べています。その中の一つにこれがありました。

「相撲部屋への入門」。まさに、昨日の発信です!

どうして相撲部屋への入門が貧困脱出につながるのか?まず、相撲部屋の入門基準は次の2つです。

1 中卒以上23歳以下の男子
2 身長167cm以上、体重67kg以上

「相撲経験者であること」が条件にないので、初心者でも条件の1・2を満たしていれば合格!なのです。(ところで”男子”という文言が見当たりませんでしたが、女子でもOKなのでしょうか?)

さらに、序の口、序二段、三段目、幕下と昇進して、いよいよ十両からお金をもらえるようになります。その額がすごい!

なんと「100万円」です。月給ですよ!

本書に、舞の海秀平氏の『なぜ、日本人は横綱になれないのか』の引用があります。

十両の給料は103万6000円、手取りで90万円程度です。ちなみに横綱が282万円、大関は234万円、三役は169万3000円、平幕は139万9000円です。(p112)

これが「基本給」で、勝ち越し、懸賞金、餅代(ボーナス)、そして金星など、臨時収入がたくさん!びっくりしますよね!相撲を見る目が変わりますね・・・。

ここまで紹介してきましたが、結局「貧乏になっても必ず抜け出す方法はある」ということです。ぜひ読んでみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。