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【子育て】最近「耳をすまして聞く」ことって、ありましたか?~音瞑想・プチマインドフルネス~#259

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、最近「耳をすまして聞く」ことをされた方はいますか?

よく考えたら、なかなか「耳をすます」機会ってないですよね。今回は、「耳をすまして聞く=音瞑想」と子どもについての発信です。

前提1 愛知県小学校の下校事情 

私は小学校教師です。愛知県の小学校では「一斉登校・一斉下校」をすることになっています。

全国的にはどうなのでしょう。私の故郷・鳥取では、一斉登校はしましたが、下校はバラバラでした。そっちの方がいいなぁ~。

一斉下校するので、教室で「さようなら」の後、運動場に整列して、決まった時間に「さようなら」とします。

運動場で「さようなら」の時間に合わせて、通学路に子どもの安全を見守るボランティアさんが来てくださるので、この時間は「厳守」です。

前提2 下校時間は厳守・早くても遅くてもダメ 

この「時間厳守」が私にとって曲者で。子どもは、下校までの一連の動作が完全に定着しています。4月と比べて、11月の現在は「早くできる」ようになっています。

運動場に出る時間も、整列する時間も、静かに話を聞ける姿勢になる時間も、全て速い。だから「早く下校させてあげよう」と思うのです。

が、そうはいかないのです。ボランティアさんが来てくださる時間に合わせて「さようなら」をしないといけない。だから、早く集まっても、運動場で待つことになります。

誤解のないように言っておきますが、ボランティアさんが悪い、と言っているのではありません。システムが悪いのです。ボランティアさんには、本当に感謝しています。

先日、私が下校当番の時、たった3分早く「さようなら」をしただけで、教頭先生に注意されました。「何か話して、時間をつないで」と。

3 「話して時間をつなぐ」ことの弊害

確かに、他の同僚は、何か話して時間をつないでいます。

が、誰も聞いてない。子どもは一日の活動を終えて、解放感&疲労でいっぱいです。近くの子と話していたり、地面に落書きをしていたり。

話を聞く姿勢・状況でないのです。これは本当に良くないと思います。

「先生の話は、聞いても聞かなくてもどっちでもいい」と、子どもが思っても仕方がない状況を、教師自身が作っているのです。

まぁ、教師も「してもしなくてもどっちでもいい話」をするので、仕方ないのですが。

4 下校時に「音瞑想」・プチマインドフルネス

昨日、また私の下校当番でした。子どもがまた早く集まって、また下校時間よりも早く「さようなら」できてしまう状況でした。

その時、思い出したのが、前任校の同僚でした。やはり下校時間よりも早く集まった子どもに、よく次のように言っていました。

「耳を澄まして、道路を通る車の音を聞きましょう」
「風の音を聞きましょう」

私も、それを真似してみました。
「道路を通る車の音を聞きましょう」

初めてのことなので、子どもは上手く聞くことができないようでした。「聞こえない」と言う声も聞こえました。

そういえば、今の子ども達は「よく聞く」「耳をすまして聞く」経験が少ないのではないでしょうか。音、光など、刺激に囲まれていますからね。

私が下校当番の時は、意識して「聞きましょう」を取り入れようと思いました(^^)

「耳をすまして聞く」は、マインドフルネスの世界では「音瞑想」と言うそうですね。皆さんも、「耳をすまして聞く」を試してみてはいかがでしょうか(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

では、今日も素敵な一日を!



私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。