見出し画像

あらゆる人間関係が楽になる・意外な処方箋 ~『認知症の人が見ている世界』~

おはようございます、tamamioです(^^)突然ですが、皆さんは次の本を読まれたことはありますか?

皆さんの中には、まさにご家族の介護をされている方もいらっしゃることと思います。本当に、心身共にご心労のことと思います。頭が下がります。そして「ヤング・ケアラー」も、今問題になっていますね。

私は、ありがたいことに両親も義父母もまだまだ元気で「認知症」は、今は身近な問題ではありません。でも、認知症の人はどういう風に世界が見えているのか、とても知りたいと思いました。

一読しての感想は、「やっぱり一生懸命なんだ」ということでした。「覚えておかねば」「これくらい自分でやらないと」と思うのにうまくいかない。

自分が老いていく、衰えていくのは理解できるが、それでもできることはなるべく自分でしたい。そんな「一生懸命な」方が多いのだと思いました。もちろん、漫画なので、現実はこんなに甘いものではないと思いますが。

そして、学校現場で働く私が感じたことは「子どもも同じだなぁ」でした。子どもの中には、授業中に立ち歩いたり、癇癪を起したり、ひっきりなしにしゃべったりなど、教師や大人から見たら「変わった子」がいます。

でも、そういう子たちも、理由があってそうしている。本当は落ち着いて過ごしたいのに、様々な要因のためにできない。理由もなくやっているのではなく、「一生懸命やろうとしているのだけどうまくいかない」のは、認知症の方も子どもも同じだなぁと思いました。

本書の中にも、ヒントとなる一言がありました。

心をひも解く(p95)

行動の裏にある「心をひも解く」、ひも解けなくても「理解しようとする」だけでも、こちらにも心の余裕ができ、適切な支援ができると思いました。

それから、「これ、気を付けないと!」と思った箇所も紹介しておきます。

「精神的・時間的余裕と介護者の対応6つのタイプ(p74)」です。

本書によると、介護者のタイプは次の6種類に大別できるのだそうです。
1 完全否定型
2 やんわり否定型
3 放置型
4 否定型
5 鵜呑み型
6 寄り添い共感型

言うまでもないことですが、一番理想的なのは「6 共感型」です。私は「放置」や「鵜呑み」をしてしまうかも。というか、学校でも疲れていたらしているかも。気を付けねば。

今回は「認知症」の本をもとに発信しました。ですが、これは認知症の方への対応だけでなく、子どもや部下、友人・知人など、あらゆる人間関係に応用可能です。漫画で読みやすいので、ぜひ読んでみてください(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。