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【読書】常識を覆し結果を出す、マネジメントの新常識「織学」~『リーダーの仮面』より~#466

おはようございます、tamamioです(^^)皆さんは、仕事や地域の組織などで「リーダー」の立場ですか?

今回は、マネジメントの新常識、常識を覆すマネジメントについて発信します!

1 常識を覆すマネジメント「織学」

本日のおすすめ本はこちらです、ドン!

著者は、株式会社「織学」社長・安藤広大氏。きっかけは、この動画です。

「織学(しきがく)」とは、「組織内の誤解や錯覚がどのように発生し、どうすれば解決できるか、その方法を明らかにした学問(p10)」です。

組織運営、マネジメント分野のお話です。この分野のバイブルは『人を動かす』かと思っていたのですが、いや~、新たなバイブル誕生!と言った感じでした!

2 織学で学んだ「仮面」という概念

私は小学校教師です。

30人程度の子どもの学力を保証し、成長させるため、教師には、「教科の指導力」と、学級集団を組織として動かす「リーダーシップ」が必要です。

今まで教師としてやってきて、うまくいった年、いかなかった年がありました。恥ずかしながら、うまくいかなかった年の理由が分からないまま過ごしてしまったのですが、

この本を読んで「どうしてうまくいかなかったのか」が理解できました。

■ リーダーの仮面 ■

という概念が、私にはなかったのです。

3 仕事にあるのは「上下関係」(織学的に)

織学では「役割」「立場」を重視します。織学の考えでは、仕事において「人間関係」は存在しません。

あるのは「上下関係」です。上司・部下、社長・社員などの「役割」を各人が果たしながら仕事を進め、業績を上げる。これが企業の目的です。

人間関係だと、どうしても相手を思いやったり遠慮したりしてしまい、結果、仕事が滞ったり顧客に不利益が生じたりしてしまいます。

気遣い・配慮ができる人ほど、こういうことが起こりがちです。

そこで、気遣い・遠慮を振り払い、組織の為にシビアな言動をするために役立つのが「仮面」です。

リーダーには、リーダーの役割を果たすための仮面があるのです。

p20

4 生の自分でぶつかったから傷ついた

「仮面」をかぶって淡々とできていないところを指摘する。

思えば、こんな簡単なことが、今までの私にはできていなかったのです。

例えば、宿題の文字の雑さ。高学年女子に、よく反発されていた若かりし頃の私は「〇〇さん、書き直し」というのに、いちいち勇気を出さないといけませんでした。

無視されたり、あからさまに嫌な態度を取られたりすることに、いちいち傷ついていたのです。

それは、私が「仮面」をかぶらない「生の自分」で子どもと向き合っていたから。

5 嫌われたくない誘惑・葛藤から、仮面は解放してくれる

もちろん、教師ですから、子どもとの人間関係は必要です。というか、「人間関係作り」が至上課題と言っても過言ではない。

そこは「織学」の考えとは違います。対象が「対小学生」「対大人」ですからね、当然です。

でも、できていないところの指摘はきっちりとしないといけない。そこで「仮面」の出番です。仮面をかぶってできていない事実を淡々と指摘する。

これだけ。

いい人を演じるのはやめましょう。(p117)
「口うるさくて嫌われないかな」という葛藤とも、ちゃんと戦ってください。(p190)
甘く接してしまう誘惑と戦うようにしてください。(p228)

そうなのです。私の深層心理ではこういう葛藤・誘惑があり、それに抗えていなかったのです。日和っていたのですね。

「いねぇよなぁ!」

「ハイ!」

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!『リーダーの仮面』は私にとって名著ですので、さらに次回も紹介させてください(^^)

では、今日も素敵な一日を!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。