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2年前の私へ ~大丈夫、貴方の娘は育っています~


午前3時、新生児にミルクを与えながら

私は驚いた。

右頬を伝うものがあった。一筋の涙が、急にこぼれたのである。

え、私なんで泣いているんだろう?

という問いを自分に問うたと同時に

そうか、私は疲れているんだ

と理解した。

思い描いていた『子育て』とのギャップ

壮絶な不妊治療を経て

やっと我が家にやってきてくれた娘。

これだけ今まで努力してきたのだがら、
きっと
わが子が可愛くてかわいくて
仕方ないに違いない!と思っていた新米ママの私。

小学生の頃から、近所の子供のお世話が好きで
オムツを変えたり、
おんぶしながらあやすなど
割と身近に、『赤ちゃん』と触れ合う
事をしてきた私。

初めての出産、初めての子育ては
きっと、うまくやれる。

フルタイム勤務で
時間をコントロールしながら
家庭と仕事を両立してきた。

だから、きっと
子育ても
上手くマネジメントできる。

そんな自信は
出産後、ガラガラと音を立てて崩れ去った。

初めて味わう孤独感と恐怖感

何がそんなに私を追い詰めたのか?

今になって振り返ってみると
理由は大きく二つあった。

• 圧倒的な寝不足
•『生き物』を育てる事への不安感

私は、実家の事情があって
里帰りをしなかった。

理由はこちら↓

https://note.com/tamame/n/nd50eae0b5ee0


里帰らなくても、一人でなんとかやれる
という
未経験だからこその変な自信があった。

しかし、蓋を開けてみると
辛くてしんどくて
我が子を可愛いと思えないくらい
気持ちが落ちてしまった。


一人で新生児のお世話をする、
ということは
新米ママの私にとって
大きなプレッシャーとなっていた。


ふにゃふにゃの背中

初めて新生児に触れた衝撃は
今でも忘れない。

知り合いの
シングルマザーの看護師さんが

私、あんな
肉の塊みたいなのを
よく一人で人間に出来たなぁって思うわ

って言っていたが

まさに、そんな感じ。
ふにゃふにゃの肉のカタマリ。

強い力で接すると
潰れてしまいそうな頼りなさ。

初めて沐浴した時は
あまりにも背中が頼りないので

本当に、こんなちっぽけな生命体が
大きくなるのだろうか?

と言うか、わたし
一人で沐浴が出来るのだろうか?

と、とてつもない不安に襲われた。

なんとか軌道に乗った頃

娘が夜間に纏めて眠ってくれた時に
迎える朝は
景色が違って見えた。

それまで
社会から分断された小部屋に
赤子と二人きりな感覚だったが

光が差したように感じた。

外に出て、
新鮮な空気を吸い
赤子以外の大人と喋り
自分の為に時間を作って化粧したり
するうちに
『自分』を取り戻した感覚があった。

ちゃぁちゃん、大好きだよ

ちゃぁちゃん(お母さん)大好きだよ〜

夜寝る前に
2歳になった娘が
ハグをしてくれる。

その背中は
ふにゃふにゃだった時代が想像できないほど
逞しくなった。

この2年半で
2680gから11kgになった。

母乳の出が悪くて
始めはミルクと混合で育てていたが
3か月頃から急に
母乳だけで育ってくれるようになり

一歳を過ぎる少し前に
急に自ら卒乳した。

YouTubeや保育園で
知らない間に
色んな言葉や
仕草を覚えて、毎日驚かせてくれる。
(この前は、食品サンプルをご覧になり
『リアルだね〜』と
言っていた🤣)

2歳差育児

さぁ、次の子は 
どんな子だろうか?

2歳差の姉妹育児は
どんなものだろうか?

私は
自分の仕事にやり甲斐を感じているので
二人目が7か月を過ぎたら
復帰したいが
果たして上手くいくだろうか?

また、2年後くらいに
振り返ってみて
このnoteを読み返し
新しく加わった家族について纏めたい。

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