タママリ

「いい男いないっすね」が口癖の後輩との猥談が中心

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最近の記事

暑い夏の夜が恋しくて

太陽の熱に溶かされて、全身が汗だくになるほど暑い日の夜は、ヌルヌルとあえて油の匂いと煙りが立ち込める居酒屋に行きたい。 道路に面したクーラーの効かない席で、手を伸ばすと誰かに触れてしまいそうな距離感で、アツアツの揚げ物とキンキンに冷えたビールを飲み、夜風にあたり涼みたい。 触れたら汚してしまいそうな油にまみれた手で、それでも触れたい誰かが横にいて。旅先で見た景色や、行ってみたい場所の話を聞きたい。その場に自分がいることを想像しながら。 溶けるほど暑い夏の夜が好き。

    • 海の崖から恋に落ちて

      わたしが海に夢中になる理由。 それは、時に自分の想像を超える景色を、海は見せてくれるから。 海の中には、浅い海から深い海の底へと続く海の崖がある。その、落下してしまいそうな急斜面を「ドロップオフ」と言う。 ドロップオフには潮の流れがある。 そのため色彩豊かな魚や珊瑚が生息し、非常に美しい場所であることが多い。その反面、潮の流れが速く、時にダウンカレントが起こり、深い海底に急に引きずり込まれる危険性もある。 人を好きになるときも、同じようなことが時々起きる。相手を知りたい

      • クズも集まれば星空になる

        “職場にいい男がいない”と呟く貴女へ。 ここが丸の内で、周りがエリートだらけの職場だったとしても、目が肥えるだけで結局は同じこと。 “結婚してないと、周りに心配されたり何か原因があると思われる”と嘆く貴女へ。 そうやって貴女を心配することで自己肯定してる人は、そもそも自分が結婚に満足してないのかもしれないよ。 “プラセンタ打つより男に抱かれる方が、綺麗でいられる”と言う話に共感する貴女へ。 場合によってはプラセンタより高くつくから、気をつけよう。最終的には抱かれるた

        • 「七夕さん」と呼ばれる女

          わたしを「七夕さん」と呼ぶ男性がいる。 それは、会う頻度が年に一回程度だから。 七夕伝説は、織姫と彦星の夫婦のお話だが、彼はなんでもない“ただの友人”である。 年に一度でも、もう18年の付き合いになる。 男女間にも、同性間と同じ友人関係が成り立つとは思うが、わたしの場合は稀で、かつ異性でそこまで長く付き合いがある友人は本当に少ない。 中学・高校と女子校で過ごしたわたしは、当時の男の子たちが下ネタで盛り上がる単純な生き物とは知らず、白馬に乗った王子様と、永遠の愛を語り合うこ

        暑い夏の夜が恋しくて

          スイッチを消せる女はエロい

          弱っている時ほど、変な男に惚れられる。 強気な時ほど、変な男にさえも惚れられない。 女は強くなるほど男を遠ざけるのか。 いや、そんなはずはない。 それはスイッチのオンオフを自分でコントロールできていないから。 この世界に自分の存在を照らし出すライトがあって、その光をオンオフするスイッチがあるとしたら。 オフにするというのは、街灯がなくひとけのない夜道をひとり歩いているようなもの。オンにするというのは、私はここにいます!こんな人間です!と存在をアピールし、同時に周りを明

          スイッチを消せる女はエロい