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人間は真実を怖がる


又、内部告発をテーマとした映画が話題となっている。

オフィシャルシークレット。

キャサリン、ガン事件を元にした映画。

ちょと前はFOX TVのセクハラ告発「ボムシェル」

ブッシュ大統領の虚偽、政府の偽造の「フェアーゲーム」

スノーデン事件、「スタンドアップ」の閉鎖社会の真実、タバコ業の「インサイダー」巨大企業の嘘「エリン、ブロコビッチ」警察内部の嘘「セルピコ」企業の利益優先の事実「汚れたミルク」差別の事実「フィレアデルフィア」聖職者の告発「グレースオブゴッド」などなど、、無数に内部告発者、人間社会の真実を描いた問題作が存在する。

日本でも食品偽造問題など多くの内部告発者たちが存在し、社会から葬り去られている。

なぜ、人間は内部告発者を嫌うのか?

なぜ、人間は真実を嫌うのか?

答えは簡単。

何度もこのブログで述べているが、人間の幸せは「矛盾」であり「嘘」にあるから。

人間は「嘘をつく動物」「矛盾性」を糧に生きている動物だから、真実を述べるものたちは、間接的に「自分の敵」になる。

多くの人間は「真実を語って欲しくない」

それは自分の「嘘」「矛盾」に関わってくる問題だから。

確かに「矛盾」「嘘」を良くないと否定する価値観も事実存在し、そう言った教育を子供たちに行うが、現実社会は人間は毎日「嘘」と「矛盾」にまみれた時間を過ごしている。

その「嘘」や「矛盾」が存在しなければ、人間の幸福は存在し得ない。その事実を早く認めるべきだろう。

自分たちの幸福の素である「矛盾」「嘘」を否定するからストレスを生み出して、思い悩み泣く。

人間はどうしても「嘘」「矛盾」を必要とする動物なのである。

真実を語る者たちが称賛されず、葬り去られている現実社会。それは「真実を怖がる」人間が社会を構築しているからである。

悲しくも非常に不都合な真実ではあるが、人間の幸福は「嘘」「矛盾」が含まれているのである。

人間が幸福を望む以上「嘘」「矛盾」は決して消せないものなのです。


だからといって「開き直れ」と言う事でもない。

自分たちは「嘘」「矛盾」によって幸福を得る動物だと自覚を持ち、その上で「嘘」「矛盾」を、どのように管理できるのか?人間個々の幸福の追及の陰に、犠牲になる者を出さないようにするには、何ができるのか?を考え行動し、社会やルールを改善していくべきであろうと考える。

「真実を語るものが称賛されない」事実は、人間が個々の幸福を求める限り、永遠に変わらない構図である。

「嘘」「矛盾」を否定せず、真実を怖がる「怯えた者達」を否定せず、全ての「光と影」を共に抱えて、その先に進むべき道を議論すべきである。

「A few good men」の名台詞

You can`t  handle the truth !!!

この台詞が人間社会の真実を述べています。

「正義の使者」は人間を不幸へと導く側面もあるのである。

この台詞以外に人間に言える言葉はないでしょう。

真実とは人間にとって最も不都合なものなのです。




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