名著とポンコツの美学
諦めた瞬間に手に入るものこそ本物。
釈迦が苦行を諦めた先に悟りが待っていたように。
一見、短所と思えるところを、「これは自分の個性なのだからしょうがない」と諦めた(明らかにした)瞬間手に入るもの。
それが、唯一無二の美だとレッスンでも何度か生徒さんに話したことがあります。
その、諦めた先の継続が大切なのですね。
完璧主義はつまらない。
万能の武器で戦うよりも、ちょっとポンコツな武器で戦う方がゲームはスリリングで楽しい最高のエンターテイメントになるはず。
名著と呼ばれる本には、そのスリリングなゲームの戦い方が書いてある。そして、文豪と呼ばれる人たちの人生を知れば、ポンコツの戦い方がわかってくる。
この、文学と花の講座を始めてから、私自身たくさんの気付きがありました。
ああ、私は死ぬまでずっとポンコツでありたいと願う変人なんだなと。
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