自分にしか破ることのできない殻
昨年4月から始まったオンラインレッスン。
始めたばかりの時は、
戸惑いも多かったことでしょう。
私は勢いで初めてしまったので、受ける方が
大変だったと思います。
しかし、ここに来て大きな変化があった。
なんでも自力で判断して行う、
たくましさが生徒さんたちに備わって来たのです。
さなぎは、自力で殻を破らないと、蝶になる前に
死んでしまうそうです。
ちょっと例えが大袈裟だけど(笑)、
離れて見守る事の大切さを私は学びました。
生徒さんたちは、それぞれに成長を
楽しんでいる様です。
2年間のフランス留学から帰ったばかりの頃、
街に溢れる沢山のアナウンスに驚いた。
駅のホームでは、やれ「白線の内側まで下がってお待ちください」とか、
「次の電車は何分遅れで到着します」だの、
電車に乗れば、「揺れますからつり革におつかまりください」、
「優先席にはお年寄りや体の不自由な方に…」etc.
うるさすぎて、本が読めない💧
こんなにずーっと注意喚起されていたっけ?と、
唖然としてしまったことがありました。
日本人にクレーマーが多いのは、
自己責任の取り方が育っていないからなのではないか。
フランス人は、例えばレストランで食事をして
お腹壊しても自己責任として、クレームを付けない。
私は、5歳くらいから包丁を握らされて、
自分で果物の皮を剥いたり、パンを切ったり
していました。
なんとかと刃物は使いようだと、
身を以て経験させてくれた母に感謝しています。
どんな状況でも、工夫次第で吉と成す胆力を育てて行きたい。
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