ひかりの記憶
継続は力となる。そう証明してくれた、こどもみらい塾のフラワークラス。今では、私が到着するや、自分たちで花材を配り出すのだから、私の仕事はなくなってしまった。
今年卒業の6年生は、6年間、毎月習い続けた。何も教えることがなくなり、1年生の子にしたって、先輩たちの背中を見て成長し、私の見本など必要ないのだ。
先生は何もしないお花のレッスン。なかなか盛況です。(楽ちん♪)
スイセンの甘い香りがするよ♪ アネモネは4色あるから何色がいい?松がちくちくして気持ちいい♪(それは麦だから)。
色んなことを感じながら、何も考えず、素直に行動する子達。劣等感とかコンプレックスの影がない。光の存在なのだ。
心が傷付き、コンプレックスが生まれ、暗闇で劣等感を抱く日もくる。満身創痍で歩き続けなければならないどうしようもない時に、自分は光の存在だったと思い出して欲しい。
スイセンの甘い香りが、光の記憶を呼び起こすから大丈夫。
麦の穂に触れたら、光の感触に目覚め、
アネモネの色を数えたら、この世は楽しい色に満ちていることを思いだす。
先生の仕事はそう祈ることだけ。
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