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悪魔に魂を売り渡さぬ


「クリスマスリースはお正月ヴァージョンにリメイク」

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

毎年恒例、大晦日から軽井沢へ行き家族や友達とお正月休みを過ごしておりました。

ちょうど友人宅で、お節の品評会かっ?!と見紛うテーブルにて宴会中、あの不吉なサイレンがけたたましく鳴り出した。

「お節の品評会さながら…」

軽井沢はあまり大きな地震がない土地柄なのですが、今回はかなり揺れました。余震もかなり長く続きましたね。

「一目散に2階へ駆け上がるニャー」

私は大晦日にひとり北陸新幹線に乗り軽井沢へ向かった。乗車率120%で金沢方面へ向かったであろう人たちが沢山同乗していた。

同じ車両に乗っていたあの家族や、単身で帰郷風のあの若者は無事だろうかと思うと体が凍りそうだった。

自分が無事だったことをラッキーとは思わない。けれど「有難い」と感謝をする。しかし、明日は我が身ということも忘れてはいない。災難はその辺にごろごろ転がっていることもこの人生経験でわかっているから。

「ちみはいつでもゴロゴロにゃー」

今この瞬間を楽しもう、味わい尽くそうと、あらためて強く思った元旦でした。

そう思ったと同時に、何に幸せを感じるか?ああ、意外とちゃんとわかっていなかったなと気付かされた…悪魔に魂を売り渡してしまったのかっ?!

「何に幸せを感じるか」から逆算しなければ本当に望む時間の使い方はできない。人生の残された時間は増えることなく、確実に減っているのだから。

私があの世へ行く時、金銭は持ち込めないけれど、楽しかった思い出や感動した経験だけは持ち続けたいから。
悪魔に魂を売り渡さない。

犠牲に遭った方々の命をそれぞれの人生で生かすことを考えよう。
そして、被害に遭った方々の苦しみが少しでも和らぐ事を祈り続けよう。




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