ドキドキからブレない活け方は人生そのもの。
子供と大人の花のレッスンは、なぜか流れがまるで違う。それは、私が大人だから子供だからと特別意識しているからというわけでもない。
今回、ちょっとした気づきがありました。大人になればなるほど、ワンクッションおきたくなるんだということ。言い訳を用意するという感じ。
悩むことと考え続けることは違う。難しいと悩むか、どうやったら自分の思う通りに作れるのか。どちらの入り口を選ぶかで、世界は大きく変わる。
先日、たまたまつけていたテレビで、まりこさんという髪の毛がグリーンの園芸家のドキュメンタリーをやっていました。
別に気に留めるでもなく、他の作業をしていたのですが、彼女のあるセリフでピタリと手が止まりました。
「私はドキドキしていたい。大人になるとドキドキすることが少なくなるから、ずーっとドキドキしていたい」
それから、私がなかなか言語化できなかった思いを見事に言葉に表してくれました。
「自分の好きを大切にする。自分の好きを大切にしていれば絶対ブレない」
ここで、でも…とか、そうは言っても…と思ったそこのあなた!そんな過去の自分とはバイバイしてください。
【過去は元彼みたいなもの】
新しいステージを目指しているのに、挫折することはよくあります。私もなんで変えられないんだあ〜と自分を責めることは多い。
その時に思うのは、慣れ親しんだ元彼のところへ戻りたいっていうの?!新しい出会いがあるかもしれないのに?!
無理せずありのままの自分でいいの。そう思う事も多々あります。でも、その時にこそ、「それは怠けていることにならないだろうか?」と自分に問うことにしています。
自然体とは、放ったらかしにして怠けることとは違います。naturalとneglectその意味合いは明白です。
自然体とは、時期がきたら葉を落とし、潔く素っ裸になり、春がきたら新芽を出す。一分一秒の狂いのない、今この瞬間に自然の流れにのれているかどうか。
子供たちの花を活ける姿からはドキドキの電波が発信されています。それを受け止める私は、レッスン代をお支払いしなければならないくらいの徳を頂いています。
今までの様な成果主義、経済中心社会は崩壊しつつあります。新しい波にヒョイと乗れる人だけが、ドキドキスタイルの人生を謳歌できるのではないでしょうか。
頑張っていれば報われる。お金は後から付いてくる。そういう仕事の仕方、生き方は間違っていると私は思う。今この瞬間に流れているものを知り、流れを止めないこと。
濁った水と空気では、植物は生きられません。
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