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[日本語の教え方] 学習者は古典的な授業が好き?

イギリスの大学で日本語を教えています。最近はタスク遂行型の授業に取り組んでみていますが、なかなか難しいと思っています。


養成講座でトレーニングされた教授法

2000年に日本語養成講座を受講して日本語学校で教えていました。文法シラバス、直接法で教えることをトレーニングしイギリスに移ってからもしばらくはそれが正しいものだ信じていました。でも、レベル差のあるクラスを教えるようになり、少しずつ違うことに挑戦して見ようと思いました。

新しいことを!と意気込んだが

そこで、取り組んだのがCan-doベースのタスク遂行型の授業スタイル。グループワークでさまざまなタスクをアクティビティとして遂行していきます。文法に関する講義や演習はほとんどしていません。これまで文法の講義と運用練習型のスタイルより、自由主義なイギリス人は喜んでくれるだろう、と信じていましたが、それがそうでもなくて。。。

大学で勉強したい

実は講義や文法演習が好きなイギリス人もいるようなんです。思えば大学で勉強することを選んだ、特に社会人にその傾向が強いようです。大学だから講義を聞いてノートを取る、というつまり古典的なスタイルが当然だと思っているのかもしれません。

勉強スタイル

今はオンラインでさまざまなアプリがありますし、プライベートで教えている方もたくさんいますし、それを利用して勉強する人も本当に増えました。でも、大学で勉強することを選んだ人は何か違う勉強スタイルと好みを持っているのかもしれません。私はそれに応える使命もあるのでしょう。

私の課題ー目的を明確に

でも、Can-doベースのタスク遂行の授業スタイルは効果が高いと感じています。実際にこのスタイルを好んで毎年リピートしてくれている人たちもいます。そして、会話力があがったと実感しています。私の課題はこの授業スタイルと目的を明確にすることと、学習者とのコミュニケーションを絶やさずより良い授業を作っていくことだと思います。

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