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自分にも自然にも負荷をかけないWell-BeingなZINEができあがりました。


こんにちは。TSUMUGI編集部です。

クラウドファンディングで「暮らしの試着BOX」をご支援くださった方に送付するZINEが、このたび完成しました!

TSUMUGIがこれまで実践してきたことや、TSUMUGIのパートナーさんたちに教えてもらったことをまとめた「暮らしの手引き」として、おうちで自分を整えるヒントになるような情報を詰め込んでいます。

実はこのZINE、「内容」「装丁デザイン」「作り方」の三点で、自分にも自然にもやさしい「Well-Being」を体現するものになっているんです。今回はZINE完成のご報告とともに、どんなTSUMUGIらしさにこだわったのかをご紹介します。

単品でのご購入はこちらから。

おうちから心身を整えるtipsたちがぎゅっとひとつに

まずは内容。

私たちが目指したのは「暮らしの手引」ですが、何か特別なことを伝えようとしているわけではありません。どちらかと言えば、マイナスからゼロに戻すような「食卓・おうちから心身を整える」ことをコンセプトにしました。

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なんだか体調が奮わないときに簡単に作れる「養生レシピ」を。そっと心に寄り添える生活の知恵やおすすめの本を。そんな情報が詰まったZINEが、Well-Beingなプロダクトやオンラインレッスンと一緒にで届くことに意義があるんじゃないかな、と考えました。

・今月の養生レシピ
・旬野菜の豆知識
・養生の考え方
・今月のお菓子レシピ
・季節の手仕事
・サステナブルなくらしの工夫
・おすすめの本やプロダクト
・自分を振り返るワークシート

……などなど、盛りだくさん!全20ページの最初から最後まで「暮らしを整える」ことを意識した内容になっています。

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5月号のテーマは「FRESH」。蒼々と草木が茂り、夏が始まるこの季節ならではの過ごし方を提案しています。旬のそら豆や甘夏を使ったご飯やお菓子のレシピ、季節の手仕事である「ぬか床」の始め方や、家庭菜園でハーブをどう育てるか、などを取り上げました。


貼っても飾っても捨ててもいい。ポストカード型ZINE


次に、装丁デザイン
「物を持つストレス」を与えないカード型にしました。

みんなでデザインについて相談していたとき、いつも議題に上がっていたのが「届けて終わり、ではなく捨て方や保管の仕方まで考えたい」ということ。かわいくて、しっかり作り込まれた冊子はついつい集めてしまうけれど、溜まっていくことがストレスにもなり得る……。

そこで私たちが辿り着いたのが、カード型のZINEでした。

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ちゃんと情報が届けられ、見るだけで気分が上がるおしゃれさはありながら、どこか気軽。ビジュアルにもこだわって、ポストカードのように飾ってもいいカードを目指しました。レシピであれば冷蔵庫に貼って、ワークシートはベッドの横に……など、必要な場所に置いて暮らしに溶け込むことを意識しています。

残しておきたいレシピや欲しい情報だけを残しておけるので、何度も読んで内容が身についたり、満足したカードは捨ててしまっても大丈夫。もしくは次に必要そうな誰かへ、特定のページに一言添えて贈ってもいいかもしれません。

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印刷工場で出る「余り紙」をアップサイクル


そして、最後に、「作り方」

受け取った方の中には気づいた方もいるかもしれませんが、実はこのZINE、数種類の紙が混ざっているんです。ここにも、「Well-Being」へのこだわりがあります。それが“ヤレ紙”。

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私たちも今回初めて知ったのですが「ヤレ紙」とは、印刷工場で出る「余り紙」のこと。さまざまな理由から印刷工程で製品になれなかった紙を、そう呼ぶんだそうです。

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今回、印刷をお願いしたのは藤原印刷さん。長野県松本市で、昭和30年から続く印刷会社で「心刷」をモットーに1冊1冊丁寧に書籍の印刷に携わっている会社です。

TSUMUGIのコンセプトをご相談したら「できますよ!」と心強いお返事とともに再生紙を使ったアイディアなどをご紹介いただきました。実際に紙のサンプルを見せていただいたりしながら、最終的に本を作ったときの余り紙=ヤレ紙を使用させていただくことに。

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初めてのZINEということで、今回は製作チームで松本市の藤原印刷さんに伺ってきました。出迎えてくださった藤原隆充さん。事前にオンラインでお話させていただいていたとはいえ、まるで初対面な気がしませんでした。これまで藤原印刷が手掛けてきた書籍を見せていただき、その多様さに一同大興奮。

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TSUMUGIのZINEを担当してくださったのは、ベテラン山田さんです。紙にとって良いとされる「気温25度、湿度60%」を保った工場内で、私たちが作ったZINEがヤレ紙に印刷され出てきます。データでは何度も見ていたはずなのに、紙になると命を吹き込まれたように感じるZINE。感動!

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紙の種類は、藤原印刷さんにあるヤレ紙の中から枚数と大きさ、印刷したい内容によって選んでいただきました。今回ご用意くださったのは、3種類のヤレ紙。裏がツルツルしているものは、包装紙だったそうです。

私たちが使わなかったらこの紙はどうなっていたのか尋ねると、他の多くのヤレ紙と同様にテスト用として使われ、人の手には届かなかったと教えてもらいました。テスト用紙も無駄ではありませんが、やっぱり製品となってみなさんの元にこの紙をお届けできてよかったな、と嬉しくなったのでした。

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3種類の紙をランダムに一つ一つまとめ、帯をかけて発送。徐々にみなさんのお手元に届いているはずです。紙がどこからやってきたのか、どんな人が印刷してくれたのか。掲載されているレシピや情報はもちろん、そんなところまでぜひ想いを馳せながら読んでもらえたら嬉しく思います。

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私たちの作ったZINEがみなさんの暮らしに寄り添い、5月をFRESHに彩りますように。

TSUMUGIのホームページで、単品でもご購入いただけるようになりました!詳しくはこちら↓から。


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