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Netflixで知る、ホロコースト

記事を書くのが久しぶりになってしまいました。
娘に健やかな生活を送ってもらうことに精一杯で、なかなか手をつけられなかったのですが、
その間、スキマ時間で見ていた映像作品について書いてみたいと思います。

今回は"ホロコースト"について
Netflixで知ることができる、学べる、映像作品4選です。

※くれぐれも精神と心にゆとりがある時、体力が残っている時にご視聴ください。まとめてのご視聴もオススメできませんのでお気を付けください。

①『最後の日々〜生存者が語るホロコースト〜』

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タイトルの通り、ホロコーストを生き延びた生存者の方々が、当時の体験を語るドキュメンタリー。
どのようにして強制収容所へ辿り着いたのか、"選別"とは?家族はどうなったのか?など、生々しい話を聞くことができます。
中でも印象的だったのが、時折差し込まれる、収容所跡地を巡りながらそこで起こっていたことを語るシーン。当時の形跡が残る場所で、"ここで確かに起きたこと"だと実感させられます。
作中に登場する生存者の中には、アウシュビッツで医師として働いていた人物も。彼がのちの裁判でなぜ無罪になったのかについても、知ることができます。

②『マウトハウゼンの写真家』

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上記のドキュメンタリーでもそうですが、ホロコーストに関わるあらゆる番組・作品等で、当時の写真がたくさん使用されていますよね。
「どうして収容所内の写真が?取材など出来たはずがないのに」と、ずっと疑問に思ってきました。
この映画で、その謎を解くことができました。そこには、正義のために命をかけて証拠を残そうと奮闘した人物たちがいたのです。
強制収容所では"役割"を与えられていた人たちも多くいました。ドイツ軍は、彼らが役割を全うすると"褒美"を与えることで、精神的に管理をしていたのだと思われます。
作中やエンドロールでは、主人公が撮った写真と、実際に残されている写真とが比較するように登場していて、その再現度の高さに驚きました。

『シンドラーのリスト』

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主人公のオスカー・シンドラーは実在の人物で、彼の働きによって多くの命が救われました。
軍、権力者、民衆、子どもたち、さまざまな立場からの視点がきっちりと描かれています。群衆の描き方も見事で息を飲みます。映画であるのに記録映画を観ているかと錯覚する場面も多くあります。
言わずと知れた名作です。
3時間超という長尺ではありますが、生涯で観るべき1本であると思います。
この映画の醍醐味と言えばなんといっても"色使い"。映画の冒頭で、色が無くなりモノクロ映画となります。が。どうか注意深く見続けていて下さい。

④『隣人は悪魔〜ナチス戦犯裁判の記録』

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こちらは、強制収容所内の看守の中でも最も凶悪な人物だったとされる”イワン雷帝”であるとして、イスラエルで裁判にかけられることとなったアメリカに住むとある人物を追ったドキュメンタリーです。
彼は本当に”イワン雷帝”なのか?彼の家族は彼のことをどう感じてきたのか?裁判にあたり、原告側・被告側それぞれにつく弁護士や当時の裁判官もインタビューを受けています。
裁判の証人として、ホロコースト生存者の方々も登場します。この裁判が世間に与えた影響はとても大きく、もしも自分がこの人物の立場だったら?と視点を変えながら視聴していると、全く違う感情が沸き上がってくることに気付きます。

以上、4つの作品をご紹介しました。
映画2本・ドキュメンタリー2本を選びましたが、このどれもが歴史を深く知らなくても観ることができ、事実を正しく知るひとつのきっかけになるのでは?と感じました。
この他にも、ヒトラー政権にまつわる作品・強制収容所に関する作品はありますので、更に興味が沸いた方はぜひ、掘り下げてみてくださいね。

育児に関する記事も、もっともっと書きたいと思っています!書きます!!!!

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