「美術館でアートを撮ろう! iPhoneographer が伝授するスマフォト講座 ロダン《接吻》」参加レポート
半年以上前のことですが、横浜美術館で開催された「美術館でアートを撮ろう! iPhoneographer が伝授するスマフォト講座 ロダン《接吻》」に参加しました。
アートブロガーイベントでお世話になっている会社からのお声がけで、女性インスタグラマーのみを対象としたイベントでした。インスタグラマーを名乗るのはおこがましい私ですが、せっかくなので参加させていただきました。
この時、横浜美術館では既に「ヌード展」が始まっており、ロダンの《接吻》のみ撮影可でした。
この《接吻》を題材に、スマホでアートを撮影するコツを学びました。
片多学芸員の作品解説と三井公一氏のレクチャーを受けた後、実際に撮影。その場でインスタに上げて、講評していただくという趣向。
撮影タイム中に、その場で撮ったものを見ていただきながら、三井さんに質問できるという贅沢。とても勉強になりました。
スマホでの撮影のポイントをレクチャーする三井氏(向かって左。中央は片多学芸員、右はモデレータの千葉氏)。
初心者向けなので、講義の内容はグリッドを使うことや明るさの調整など基本的なことが中心。加工アプリとして snapseed の機能と使い方の簡単な紹介がありました。
アート撮影ならではのポイントとしては、いろいろな位置や角度から作品を観て撮ってみることを上げておられました。どうしても正面から全体を写そうとしてしまう傾向があり、既にSNSに多数アップされている《接吻》の写真も同じアングルのものが多いとのこと。今日は違うアングルから撮ってみましょうということで美術館の中へ。
360°どこからでも作品を鑑賞できるのが、今回の展示のポイントの一つ。作品を所蔵している英テート美術館でも全方向からは見られないそうです。
いつものアートブロガーイベントは部分撮りはNGのことが多いですが、この時は部分撮りもOK。むしろ、どの部分をどう切り取るかが工夫のしどころでした。
作品の題材は悲恋の物語。そのキーとなったのが、男性が手にしている本ということで、この写真を撮ってみました。本は台座と像のあわいに消えゆくように彫られています。こういう部分をどこまで彫り込むかも作品制作のポイントの一つ。でも、写真を見ただけでは何を撮りたかったかが伝わらないなぁ、と反省。
教えていただいたアプリ(Snap seed)で少しエッジを強調したりしてみましたが、う~ん...。
後ろからも鑑賞できる機会は貴重と聞いたら、後ろから眺めたくなりますよね。
この作品はギリシャ産の大理石を使っており、内側から光を発しているような質感が特徴とのこと。男性の肌は厚くしっかりと、女性の肌は薄くより透明感を感じさせるのもロダンの力量の賜物でしょうか。
講評風景。その場でハッシュタグをつけてインスタにあげ、それが次々にディスプレイに写し出されていきます。
同じ物を同時に複数人で撮影して、撮ったものを見せ合うのは楽しいものですが、今日は40人近くだったので、写真のバリエーションが豊富でより楽しめました。
作品の前に立つモデレータのチバ氏(左)と三井氏(右)
「ヌード」展
会場: 横浜美術館 http://yokohama.art.museum/
会期: 2018年3月24日~6月24日
帰りは、みなとみらいの夜景を眺めつつ、iPhone6 を iPhoneX に機種変更したいなぁと思ってしまいました(⌒-⌒; ) (そして今は Google Pixel3 が欲しいと思っております...)
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