見出し画像

ダサいYMO、「過激な淑女」と「禁句」、1983年の夏

画像1

ところで昨日はYMOの「過激な淑女」発売39周年だったそうだが(1983年7月27日発売)、当時中2だった僕は発売日に近所のダイエーでシングル版を購入、小脇に抱えて出口を出ると傍を横切った女子学生数名に「ダセー」と言われたのを覚えている。当時YMOファンであることとアニメ・ファンであることはあまり格好良くなかった。「YMOと書いてなんと読む。イモだ。(スネークマン・ショー)」の世界だ。

ところで「過激な淑女」は細野晴臣がもともと中森明菜のために書いた曲だ。なんらかの理由で没になり、「君の胸キュン」の歌謡路線を踏襲する二匹目のドジョウを狙った作品となった。当時メンバーは三十代のおじさん。確かにアイドルと張り合うにはダサかった。

テレビ番組で演奏する際には振り付けもついていた。手で耳を塞ぐジェスチャーで脇を開けたりし閉めたりする振り付けが実際やってみるとむづかしい。

画像2

細野晴臣が代わりに書いた「禁句」は中森明菜に採用されて大ヒットした。今聴くとドラムの打ち込み、BPMがとても似通っていて、この二曲を使って、とてもシンクロ率の高いマッシュアップができると思う(でも実際には作らないだろうが)。

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?