「癒しの哲学」10月”癒しの源流” ⑤数


はい、10月癒しの源流シリーズの最後は「数」。
数といえば数秘術。とイメージできるワタシは数秘術に取りつかれた一人。数字って面白いんですよねえ。それでは一緒に学んで参りましょう!


数といえば…?ピタゴラス

ピタゴラス(BC582~496)は、「数こそアルケーだ」と唱えました。

彼は若くして知識を求めて古代オリエント世界の各地を旅しました。エジプトでは、幾何学と宗教の密儀を、フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだと言います。また、ゾロアスター教の司祭のもとで学んだそうです。
彼は紀元前6世紀に、あらゆる事象には「数」が内在していること、そして宇宙のすべては人間の主観ではなく、数の法則に従うのであり、数字と計算によって解明できるという思想を確立しました。
彼は和音の構成から惑星の軌道まで、多くの現象に数の裏付けがあることに気がつき、そして宇宙の全ては「数」から成り立つと唱えました。

彼が創始したピタゴラス教団は、この「数」の性質を研究することにより、宇宙の真理を追究しようとしました。

教団に入門するには数学の試験があり、ピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となりました。

ピタゴラスの哲学は、ゾロアスター教や道教と同じく二元論が基礎となっており、現象世界を考察する十項目の対立項を提示しました。


ワタシ:ちなみにピタゴラスは菜食主義でしたが豆が大嫌いだったそうで、教団では豆を食べてはいけないという規則まで作ったそう!そこまでやる?!


ピタゴラスは数の調和や整合性を不合理なほど重視し、完全数を宗教的に崇拝しました。そのため教団の1人が無理数を発見したとき、その存在を認めようとするかわり、発見者を死刑にしてしまったほどです。

ピタゴラスとその弟子たちは整数自体を神のように信仰するようになり、それはやがて1〜10の数字に次のような意味付けをする「ピタゴラス数秘術」に発展しました。
1:理性  2:女性  3:男性 4:正義・真理  5:結婚 6:恋愛と霊魂 7:幸福 8:本質と愛  9:理想と野心 10:神聖な数

この学派は10を完全な数と考え、10個の点を三角形の形に配置したテトラクテュスを紋章としました。


ワタシ:数秘術とは、西洋占星術や易学等と並ぶ占術の1つでピタゴラス式の他は、カバラ式等が有名です。現代の数秘術が定める数の意味は流派によって違いがあるそうです。


誕生日と名前

生年月日や姓名を数字に置き換えて、ひと桁になるまで全ての数字を足し、最後に出た数字(数字根)の持つ意味から占う。
誕生日からは誕生数が、姓名からは姓名数が導き出される。

誕生数は、一生変わらない事から、持って生まれた性格や先天的教わらなくても上手にできること、教わらなくても上手にできること、自然と体が動いてしまうことなど、それは誕生数の恩恵。

誕生数を出すには、まず「生年月日」を調べます。「生年月日」には西暦を使いましょう。「生まれた年」「生まれた月」「生まれた日」の各数字を足していきます。単数変換をします。(数字が一桁になるまで繰り返します。)
この方法で2.4.6になった方の手前が11.22.33は特別な数字なので11.22.33で見ます。


姓名数は満足した人生を送る手がかりになるとされています。

姓名数の出し方は、「ゲマトリア法」では、ヘブライ文字の数秘術です。名前の音に対応する数字を算出します。日本人の場合、名前をローマ字表記に変換して、アルファベットの数値変換システムを使って名前を数字に変換していきます。(33はない)

・1・・・A、I、Q、J、Y ・2・・・B、K、R ・3・・・C、G、L、S ・4・・・D、M、T ・5・・・E、H、N ・6・・・U、V、W、X ・7・・・O、Z ・8・・・F、P

各数字の意味

1
誕生数
◼ リーダー、トップ、主人公、指導者
◼ 強い意志と自我
姓名数
◼ 人気や支援、名声、注目
◼ 作家、ミュージシャン、俳優、指導者

2
誕生数
◼ やさしさ、調和、秘書的、バランス
◼ 人のサポート、柔軟さ
姓名数
◼ 満ち足りて平和
◼ 貿易業、植物、ハーブ、年上女性

3
誕生数
◼ 楽しさ、好奇心、天真爛漫、発展
◼ 無邪気さ、子どもらしさ、遊び
姓名数
◼ ユーモアのセンスと人気
◼ 話術が巧みで雄弁

4
誕生数
◼ 安心、安定、現実世界の要、きっちりかっちり、マイルール
姓名数
◼ 真面目で正直、勤勉な努力家
◼ 規則を忠実に実行できる仕事

5
誕生数
◼ 変化、スピード、自由、情報、コミュニケーション
姓名数
◼ 人気、積極的、状況変化の対応
◼ 起業家、出版、ジャーナリスト、医者

6
誕生数
◼ 調和とバランス、愛、美、母性、面倒見がいい、情を大切にする
姓名数
◼ 不動の信念と忍耐力、安心感
◼ 宗教、教育や福祉

7
誕生数
◼ 一つの周期が完了する、完全調和、クール、ユニーク、分析・理論
姓名数
◼ 冷静、クール、孤高、近寄り難い
◼ 社会科学者、改革者、神秘家

8
誕生数
◼ 富、繁栄、栄光、豊かさ、循環
◼ エネルギッシュ、逆境に燃える
姓名数
◼ 陽気で情熱的、華やか
◼ リーダー、実業家、金融業、商人

9
誕生数
◼ 智慧、完成、慈悲、優しい人道主義者、平和主義、陰のボス
姓名数
◼ 不思議、魅力的、博識、包容力
◼ 研究職、音楽家、作曲家、聖人

11
誕生数
◼ 革命、革新。他人への影響力が強い。繊細、感性が鋭い
姓名数
◼ 直感力 天才的 霊感
◼ 天才肌、優れた直感力

22
誕生数
◼ スケールが大きい、カリスマ性。
姓名数
◼ 大胆 抜群の行動力 名声
◼ 強運、理想、プロデューサー

33
誕生数
◼ 普遍的な愛、人類愛の奉仕者。
◼ 一般常識では理解されにくい、無
条件の愛。
◼ 誰とでも仲良くなれる。独特な理解不能な行動。

ワタシ:おのころ先生もはづきさんから数秘術を教わったとのこと。ワタシもはづき数秘術を学んだので同じ釜の飯を食った仲間?といってもよいのでしょうか。はづきさん曰く「数秘で救われた人は多い。」とおっしゃっていて、それは数秘術=自分の座標軸を知ることができ(人間はそれを知ると安心するのだとか。)そこから個性がスタート、自己認識、自己肯定ができるので、数秘は自分の方向性を見出すツールの一つとしてよいのではないでしょうか。
本当の個性をみつけることで、できないことはあきらめる、得意なことをやる。魂の方向性、表現することは何?いろいろ自分発見できますね!


エンジェルナンバーとは?

車のナンバー、時計の時刻、レシート、お釣りの小銭などで、なぜか気になる数字の組み合わせ、何度も繰り返し目にする数字の組み合わせ・・・
ゾロ目だったり、あなたや大切な人の誕生日だったり。実はそこにはあなた
への大切なメッセージが隠されているのです。こうした数字を幸せを呼ぶ天使からのメッセージ「エンジェルナンバー」と呼びます。


カバラーとは?

ユダヤ教で多様な神の性格が世界の法則をつかさどっているという認識を理論化し、それを独特のシステムとして体系化したのが、「カバラー」である。
カバリストは唯一性に内在する複数性に世界の法則と調和の秘密があると考えた。タルムードの思想や中世ユダヤ哲学よりも、カバラーではこの複数性が決定的な役割を果たしている。それによると、神は10個のセフィロート(単数形はセフィラー)と呼ばれる言葉で概念化することができ、それぞれが有機的な結びつきをもって神を構成している。
唯一神に複数性が内在していることで、そのなかに構造と序列が生じ、さらにエネルギーの対流が起こる。セフィロートがもたらすダイナミズムはカバラーの不可欠な特徴である。

ワタシ:ちなみに、本来のセフィラーの配置とカバラ数秘術のセフィラーの配置は反対なのでご注意を!

例えば、ワタシの誕生数は「9」なのでセフィラーは↓

9 イェソド
◼ 惑星:月
◼ 身体部位:生殖器
◼ 基礎、土台、無意識、基盤
◼ アストラル界
◼ 0-7歳
◼ ガブリエル

イェソドは、
◼ 私たちの豊かで鮮明な潜在意識の球体であり、人格の中心及び本能的な欲望の原動力である。世界の中での創造が最終的に体現する前の段階なのだ。
それは私たちの人生の月光の中で転生、パターン、祝福、動機や流れが渦巻く霧の鏡である。

ワタシにとって0歳から7歳の期間が人生の中で重要な時期であり、また自分の守護星は「月」ということだそう。7歳まで…生まれてすぐに重要な時期だったとは。。泥団子を必死に作っていたことと習字に通っていたことしか覚えておりません。。

他の数字にもそれぞれセフィラーがありますのでググってね!


魔方陣 Magic square

n×n 個の正方形の方陣に数字を配置し、縦・横・対角線のいずれの列についても、その列の数字の合計が同じになるもののことである。 特に1から方陣のマスの総数 n2 までの数字を1つずつ過不足なく使ったものを言う。

魔方陣の歴史は古く、中国では紀元前190年前には存在していた。魔法や神話的な意味を獲得し、芸術作品の象徴として様々な場所で用いられてきた。

ワタシ:魔法陣は次元を変える?とも言われております。
また、ニコラ・テスラの369(ミロク)の不思議を以下動画でごらんくださいませ。
3.6.9は宇宙すべての法則で3次元から4次元への高次元のエネルギーがあるそうです。本当に不思議ですよ!ちなみに「9」は悟りのシンボルなんですって(ワタシの誕生数は9!です)


【まとめ】

ということで、ワタシにとっての癒しの源流「数」とは?

⇒数にはそれぞれの意味があり、誕生数や姓名数は自分が選んで生まれてきているので、その数字が含んでいる意味をまず知り、それを知ったうえで、引っ掛かるキーワードを深堀りすると何か自分の人生を歩んでいくヒントになるのではないかとワタシは思っています。
数字だけで何がわかる?と思うアナタ、いえいえ、数字は深いですよー。自分探し、自分を知る一つの手段として、一度触れてみてはいかがでしょうか?ちなみにワタシもはづきさんの「前世占い」という単行本から数秘にハマりましたよ。

さて、10月の癒しの源流、「花」「色」「音」「気」「数」それぞれいかがでしたでしょうか?この5つの癒しのキーワード、いろいろなヒントがみなさんにとっての何かきっかけになるといいですね。

おのころ先生曰く、すべての知識を頭に入れなくてもよくて、響いたものを探求し、自分につなげて、いろんな見方ができるようになるといい。「答え」は一つではなく、自分で発見する過程が「癒し」になるのではないでしょうか?とのことでした。

ワタシもこの5つの哲学や歴史、内容をサラッと知ることができたのが癒しとなりました。ワタシの世界が広がった感じです。ありがとうございました。

11月は「魔術と癒し」!なんともさそり座の月にぴったりな内容ではないでしょうか??濃ゆいです。楽しみです。

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