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「あやつり糸の世界は」ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー

80年代の前半、ニュー・ジャーマン・シネマという括りで 気鋭のドイツ人映画監督が紹介されました。その中で、日本では中庸なヴェンダースが 最も人気がありましたが、僕は ジャングルにオペラハウスを作るとんでもない話の「フィッツカラルド」や「アギーレ神の怒り」のヘルツウオークや「マリアブラウンの結婚」や「ケレル」などは 日本で公開されたファスビンダーが好きでした。

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この「あやつり糸の世界は」1973年公開のコンピューターが現実そっくりな虚構の人間や空間をつくるというSFサスペンスで 「マトリックス」の元ネタになったといわれる作品。不安を煽る電子音、鏡を多用したセット、キャバレーでの「リリーマルレーン」、美しい女優たちの白すぎる化粧と白痴のような表情など いかにもファスビンダーの映画でした。この監督は中毒性あります。



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