患者さんと一緒にいて泣きそうになった日
本日、先輩が担当しているお子さんのリハビリを一緒にしていた時のお話です。
その子は心臓に魔物を抱えていて、その魔物をやっつける為に今、私が働いている病院にいます。
発達ゆっくりさんでもあり、
未就学児さんですが、まだ言葉は話せません。
そしてこれからも言葉でのコミュニケーションはとれないと診断されています。
アンパンチとアンキックがとっても得意。
本日、私もアンキックを見事に喰らって結構痛かったです。笑
このような個性を持ったとても素敵なお子さんです。
では、いつ私が泣きそうになったか。
それは、そのお子さんが泣いている時。
表情や行動から推測するに、
おそらく何か嫌だったり、気に入らなかったりしたのでしょう。
お得意のアンパンチで自分をバチバチと叩いたり、お布団を叩いたり。
泣きながら、何かを訴えてくれています。
それでも、私はその子が何を求めているのか、何を訴えているのか。
汲み取りきれなかった。
驕りと言われるかもしれませんが、
その点で涙が溢れそうになりました。
(もちろん我慢したよ。今思い出すだけでも蘇ってくる。)
個性や年齢、性別等関係なく、どんな人でも、自分の意志を他の人に伝わらないとき、心が晴れない気分になります。
それは、どんな個性や魔物を抱えていたって、発達がゆっくりだったって、同じです。
同じだと私は思っています。
全てわかり切らなくてもいい。
そんなのわかるわけがないから。
それでも、少しは汲み取ってあげたかった。
何か少しでも笑顔になれる時をつくりたかった。
子どもが泣いている姿、苦しんでいる姿。
私には抱えきれない。
そんなことを感じた1日でした。
皆さん、今日も1日お疲れさまでした🍀
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