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教員22日目(1年目)在宅勤務8日目 一つずつ授業の作り方(算数編)

今日は、noteにリクエストがあったので、現段階の僕なりの、算数の一コマ一コマの授業の作り方を説明したいと思います!

ちなみに今回は前回話したこの単元の授業を使って説明します!

前提として、一年生の一学期の授業での僕なりの作り方である。これが正しいなんてことはない。

授業の作り方を説明すると言っても、単元の流れが決まった後になるので、まず授業の種類を説明していこうと思う。

算数の授業では大きく2つのタイプの授業がある。

1つは学び方を学ぶ授業、もう1つは学び方を考え、選び、実践する授業である。

小学校一年生ということもあって、前半部分は共通させている。
学びの流れ安定させるためだ。

まず最初にフラッシュカードのように、足し算の式を見せて、子どもに答えてもらう。引き算の直前の単元が足し算なので、今回は足し算を行う。基本的に前の単元の振り返りとして使うことが多い。高学年になると、フラッシュカードを使わず、個々にプリントで学習させるのも手段だと思う。フラッシュカードは個人のペースに合わせられないので、一人で学ぶことができる状態の児童には、プリントやアプリなどがいいのではないかと考えている。

フラッシュカードの次は本時でどうしても抑えたい要素を講義する。可能な限り五分以内に収めるのが理想だと個人的には思っている。

ただ一年生なので、式の書き方など慣れる必要がある部分もあるので、全体でやり方を抑えた上で、ワークを提示して、できた人からクラスの中の友達二人以上と答えの確認を行い、確認が終わったらハイタッチやグータッチなどをしてもらいます。

この際、二人と確認が終わった子は教えてもいいし、他の友達とも確認してもいいことにしています。

この前半の流れが、学校システムに子どもをはめ込んでしまうという見方もできると思うが、現場の状況を踏まえ、現段階でできるベストがそれだと思い込んでいるだけなので、批判してください!笑

そして授業の後半は、学び方を学ぶ授業と学び方を考え、選び、実践する授業で違っていきます。

学び方を学ぶ授業では、
その後自分で学び方を考え、選んでいく際に材料になる学び方を一種類学んでいきます。

今回例として、単元の二時間目である授業の学び方の部分を説明していきます。

今回の授業では、引き算の式が書いてあるカードを使って、問題を出し合うという学び方を体感します。

なぜこの学び方にしたのかというと、本時の目標である「−」になれることを達成するために適しているワークであると考えているからです。
一年生の子供は「−」というものに、まだ慣れていないので、まず「〇〇ひく〇〇は」という読み方、式の持つ意味に慣れて欲しいということで、このワークを取り入れています。

このように学び方を学ぶことで、アレンジを加えたり、この学び方をする、この学び方をしないという選択肢を手に入れることができると考えています。

次に学び方を考え、選び、実践する授業の説明します。

この時間は至ってシンプルです。今まで知った学び方の中で、今自分が必要だと思うもの、やりたいことをやります。

これまでの学んだ学び方は提示はしますが、あるだけです。

そして、授業終了前の6分間を使って、自分がどんな学び方をして、その結果どんな学びがあったか、もしくはなかったのか、どんな結果があったのか、もしくはなかったのか、伝えてもらいます。3つのグループに分けて、時間を区切って説明してもらいます。


話を聞く人は自由に動いて聴きにいき、話す人は来た人に話をします。
話を聞いた人はコメントを伝えるのも良し、スタンプ張ってあげるのも良し、聞き終わったら次の人のところに行くのも良し
自分の学びを無理矢理にでも語る活動をすることで、自分の学びにメタ的にさせます。その後、友達からのコメント等で、自己肯定感と自己効力感が上がるとともに、次の試行錯誤のアイデアが出てきます。
話を聞く人は聞く中でアイデアをもらうだけでなく、人間関係を広げたり、相手のことを知ったりすることができます。

そして、最後の5分間を使って、授業についての振り返りです。今日の授業は楽しかったのか、苦しいところはなかったのか、みんなで話し合って終わりにします。
これは授業者が学習者の意見を聞ける少ない時間なので、とても大切だと思っています。

以上簡単ではありますが、算数の授業におけて、1つ1つの授業の作り方でした。

この投稿が誰かの学びの種になれば嬉しいです。

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