相談する奴ほど人の話を聞いていない

なぜか最近相談を受けることが多い僕ですが、先日は恋愛相談を受けました。

その相談は既に付き合っている相手との性格が合わないという内容でした。

僕はとってもシンプルに

「性格が合う相手を探したら？」

続けて僕は

「そうすりゃお互いにガマンしなくて良いし、相談するほどの問題は発生しないよ」

と言いました。

すると驚きの反応が返ってきました。

「問題がなさすぎるのも良くない」

？？？

久しぶりに僕の頭がフリーズしました。

何が良くないの？

お互いに問題なく関係を保つことの何がおかしいんでしょうか？

意味が分からないので相談相手の主張を黙って聞かせてもらいました。

「問題がなさすぎて別れたことがある」

「問題がなさすぎて相手がどう思っているか分からなかった」

「いや、それ問題発生してるだろ！」と言ってやりました。

バカなのか！とまでは口にはしませんでしたが（笑）

おそらく相手が自分に無関心ということを言っているのでしょう。

それが不満なのであれば十分問題が発生しています。

「そういう面でも問題が発生しない相手を探せば良いんだよ」

すると

「そんな人はいるわけがない。完璧な人間なんていないから」

えーと、いるわけがないってただの推測ですよね。

いるか、いないかは探してから言ってください。

それに、僕は別に完璧な人を探せと言ったわけではなく、

あなたに合う人を探せと言っただけなのですけどね。

というか、問題がないことが良くないという主張はどうした。

もう論点が変わってもうてるがな・・・。

「色んな考えの人がいるから不満がたまらないなんてことはありえない」

色んな考えを認めるなら、

不満がたまらない人とだけ付き合う僕の考えを認めろ！

他にも天然で不満をためない人もいます。不満をためない方法もあります。

そういう考えを持つ人が集まれば不満がたまることなんてありえません。

と考えつつも僕は口にしませんでした。

というのも、今回の相談相手には最初に

「話を聞いて欲しいだけなのか、アドバイスをして欲しいのか」

を聞いていたのですが、

「両方かな」というぬるい返答が来たのでそうしました。

相談相手があれこれ言い訳したところで、

結局、僕が出した提案

「性格が合う相手を探したら？」

の回答はＮＯだったのですから。つまり何を言っても無駄なわけですね。

最初から薄々気づいてはいましたが、

アドバイスなど最初から求めていなかったのです。

僕も過去に相談を頻繁にしていました。

しかし、それで僕が動いたことはほとんどありませんでしたね。

僕もアドバイスなど求めていなかったのです。

ただただ、現状を維持したまま問題解決する策を求めていたのです。

助言を聞き入れて行動する気などなかったのです。

相談すれば助けてもらえると思っていたのでしょうね。

これは相談を受けてくれる人に失礼です。

なぜなら、貴重な時間をとって鬱々しい話を聞いてまで

真剣に考えたアドバイスを否定する行為だからです。

何も変わらない相談相手を見て

相談された側は「結局何がしたかったんだ？」と思うわけです。

相談するならその人に迎合するくらいの気持ちで相談してください。

すると自然に相談を依頼する相手を慎重に選ぶこととなります。

迷いも少なくなりますし、感覚も研ぎ澄まされます。

そもそも変わる気がないなら相談なんて必要ないのです。

あなたも誰にでも相談していませんか？