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【雑談日記】12月11日〜12月17日 大人になったらなんでもできる


12月11日(月) 二者面談

小学校の二者面談はいつも、面倒な保護者になってはいけないな、というストッパーみたいなものが発動する。これはよろしくない。

12月12日(火) 神戸と、光って見える棚

予定が変更になり、ぽっかり空いた日。思い立って様子が気になっていたひとに声をかけ会いにいくことにした。お茶をしたのは1時間足らずだったけれど、顔を見て話せてよかったと心底思う。帰りに荻窪に寄り、本屋Titleで開催中のマメイケダさんの個展へ。「神戸」を題材にした風景画と食べ物は、どれも話しかけてくるような親しさがある。学生、社会人時代を過ごした街だからかと思ったけれど、きっとこれこそがマメさんのなせる技なのだろう。絵を堪能したあと、店の奥のカフェでフレンチトーストを食べながら、買ったばかりの「小山さんノート」を読んだ。帰り際、こっそり自分の本を探したら、棚の中に一冊置かれていた。棚のその場所だけ、ぽわんと光っているように見えた。

12月13日(水) 小山さんノート

引き続き、「小山さんノート」を少しずつ読み進めている。少し読んでは、保育園までの自転車をこぎながら、夕飯をこしらえながら、湯船に浸かりながら、その内容について考えている。ことばが思考にちっとも追いつかない。

12月14日(木) 大人になったらなんでもできる

「気をつける」「がんばる」だけではどうにもならないこともあるのだと知ったのは、すっかり大人になってからだ。子どものころは、できないことのほうが多すぎて、大人はなんでもできると思っていた。いまも、なんでもできる大人に憧れている。でもそんなものは、きっとどこにもないことも知っているくらいには、わたしも大人になってしまった。

12月15日(金) お子さまランチ

所用あり、子どもとファミレスで昼ごはん。この店はお子さまランチにも幅があり、小学5年生でも堂々と注文ができる量と見た目のキッズプレートがある。お子さまランチというものは、だいたい小学生まで注文できるところが多いけれど、2〜3歳から12歳まで、幅広く設定されすぎじゃなかろうか。昔、働いていたレストランにあったお子さまランチは、たくさんは食べられないご年配の方もよく注文していたのを思い出した。

12月16日(土) はあー

はあー、いい香り。という瞬間があるだけでしあわせだ。ロールオンアロマやルームスプレー、パンの袋を開けるときや、子どもに抱きついたとき。わたしはひとの10倍くらい鼻がきく(たぶん)ので、しあわせを鼻でキャッチしがちなのかもしれない。

12月17日(日) 雪見だいふくのレシート

雪見だいふくの餅が通常より分厚いバージョンがあることを知り、食べてみたいなあと思っていたら、夫が買い物の帰りに「アイスでも食べながら帰る?」と提案してきた。夫婦というのは不思議なちからがある。帰宅後、留守番していた子どもがレシートを見て「雪見だいふく……?」とつぶやいていた。しまった。通常より分厚いという餅は、なるほど確かにもちもちしていて食べ応えがあった。

写真:本屋Titleのフレンチトースト。アイスのせも選べるけれど、わたしはのせないほうが好み。

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