【会社経営】尋子と幸枝の運命の一期一会の経営会議〜経営者、ワクワク妄想せよ〜

経営会議、先月から、ひとつ年上の姉と家業の舵取りについて経営会議はじめました。ポイントは「我々二人でだけはない」ということ。というのは、我々二人のところに、外部の優秀な人材（＝友達）をオンランゲストに招き、1時間半の時間をもらって、【経営】や【仕組み構築】について相談に乗ってもらうという取り組みです。
★はじめたきっかけや第一回目の様子はこちらの記事をご参照ください。
https://note.com/tamagaway/n/n0d421f96ca71

第3回目は、お隣の恵那市で事業を幅広く展開する合同会社おひさまの代表の藤井さんにお越しいただきました。27歳で会社を立ち上げ、7年で14事業まで拡大しています。それを、「楽しいを追求した結果！まだまだやりたいこといっぱいだよ！」と笑顔で話す、藤井さん。今回はその藤井さんのワクワクを私たちに振りかけてもらおう！という狙いです。祝・3回目！（この取り組み、20回まで続きます！）

藤井さんの会社のサイトをみていると、「思想が会社になるのだな」と感嘆。それほどいつも考えていて、そこからのうまれた思想を組織に落とし込んでいる。（たまに藤井さんの笑顔が恐ろしくもあります笑）

私たちは家業持ちなので、当たり前ですが、事業をゼロから始めたわけではありません。大学を泣きながらやめて家業を「やらされた」というところからスタートしているので、もともとワクワクしていない（笑）私は、その家業の王道をいかず、新しく会社をつくり、自分のワクワクを家業の横で展開しながら少しでも家業をいい方向に持っていきたいと考えてきたのですが、姉は「THE家業」の仕事をしているので、どうしても、家業＝自分のワクワク、の方程式を作り上げるのが難しい。私も、一昨年、家業イノベーションラボに出会い、「そうか！家業でもワクワクしていいんだ！」ということに気づいたので（本当に最近のこと！）いつもワクワクしまくっている私でも家業のワクワクはなかなか難しい。その発想の転換の難しさを、よ〜〜〜〜くわかっているので、きっと、藤井さんみたいにゼロから数年で従業員100人レベルの組織を作ってしまうスーパーマンなんてみたら「自分とは違う」って思っちゃいそうだなと。
会議の間、私は途中まで、自分とは違うとは思わないけれど、組織の話は、前提・スタートラインが違いすぎて、いまの玉川釉薬には落とし込みづらいところがあるかな〜と思っていました。でも、藤井さんの話を聞いていると、途中から、これは、「役員が8人いる組織を運営しているから」「従業員100人いるから」「藤井さんの人徳があり周りにいい人が集まっているから」とか、そういうことではないかもしれないと思い始めました。どうやら私の頭の中に家業をポジティブに捉えようとするときに「壁」みたいなものがあるぞ、ということに気付き始めました。

一年前、人事のスペシャリストの友人に事業を相談していたとき、「月に一度でも、玉川釉薬の会社のメンバーで一緒に昼食を作って食べたらどう？」と言われ、私の脳内で起こったのは、「まさか！」「そんなの無理！」「できない！」という、ざらざらした拒絶、エラー反応でした。話を聞いていて、その時の自分を思い出しました。きっと、姉の頭の中でもそういうエラー反応は起こっているだろうなと思ったのです。

なので、全くゼロで考えてみるとどうだろう？と会議中に、姉に提案してみました。「起業家」も、「家業持ち」も関係ない。大事なのは、こうじゃなきゃいけないをぶち壊すこと。「もし、自分がゼロから会社を作ると考えたら、どういう人を集めたいか？どういう仕組みにしたいか？どういう環境で働きたいか？」いまの玉川釉薬の前提を取っ払って考えてみよう、と。まずはワクワクしてみて、それを、家業に当てはめて考えてみてできるところから取り入れていこうと。一緒に働く人も、前向き・元気・打たれ強い・体力ある・自分と違う能力をもっている・尊敬できる・マッチョ・自分が好きだと思う人と働きたい！それを言っていいじゃんと思ったのです。夜も、遅くまでどうしても働かなきゃいけないならそこに、一緒にいてくれるスポットのアルバイトさん募集しようよ！とか。音楽ガンガン流しながらノリノリで仕事してもいいじゃん。とか（笑）本当に藤井さんのいう「くだらないこと」「妄想」を考えはじめました。そしたら、私たちの中から、家業で、いまやりたいこと、ワクワクできそうなことが、妄想という形になってでてきたのです。

藤井さんから学んだのは「ワクワクを追求したい」という、一人の人間のスタンスが大事なのだということ。そして、「すごい人の話をきくと、そこのペースにもっていかなければと思うのだけど、いまできることをやればいいと思う。」と言ってくれました。（さりげないフォローも完璧！）

私たちのペースで、家業の中で、自分のワクワクをつくる。それを妄想する。そんなことが大事だと気付かされた、経営戦略会議でした。姉の気付きはどんなものだろう？同じ会議に参加していても、受け手によって、まったく違う気付きがあるので二倍三倍面白いです。

◎姉・クラフトひろちゃんの感想◎
第三回目になる、尋子と幸枝の運命の一期一会の経営会議、別名、このどん底会社を立て直すために成功している人の話が聞きたいよヘルプ玉川姉妹、の一方的なお願いに協力して講師をしていただいたのは、27歳で起業した合同会社おひさま代表の藤井真也さん。
主に人材育成や社との関わり方などを中心にお話をうかがいました。
まず、藤井さんの会社には役員さんが8人いるという衝撃！そして、藤井さんいわく、みんながそれぞれ自分にないスキルを持っている、と。常に一人で抱え、一人で動き、一人で苦しむわたしには、そんな最強の8人で戦える藤井さん軍団、うらやましくて仕方ない。
いいなあ！そう言うわたしに、妹が、じゃ、お姉ちゃんが今、自分の周りにいる誰かを集めて、お姉ちゃんチームを作るなら、誰を選ぶ？と聞きました。
うーん。。優秀な人、人徳のある人、いろんな人の顔が思い浮かんだけれど、わたしは誰の名前もあげられませんでした。
だって、わたしの大切な仲間に、こんな苦労させられない。
あーそうかー。そういうことだったんだな。
藤井さんに、どうすれば優秀な人材が入ってくるのか聞いた時に、藤井さんは、なんだか、この会社で働きたい！ってたまたま優秀な人が入ってきてくれるんだよね。と言いました。
藤井さんの仕事を楽しむ気持ち、会社をおもしろくしようとする取り組み、それが会社の魅力になって、人が集まってくる。
優秀な人材を入れるコツなんてない。
選ぶんじゃなくて、選ばれる会社にすること。
わたしが今まで求めていたのは、わたしの苦しみを一緒に背負ってくれる人だった。
わたしがずっと伸ばしていた手は、誰かとしっかり繋いで一緒に歩ける手ではなくて、暗くて深い海の底にひきずりこんでしまうこわい手だった。
うちの会社で働くと楽しいよ！幸せにするよ！
まずわたし自身がそこに立てるように、今は少しずつでも自分の環境や考え方を変えていきたいです。
昔、妹がうちの会社で事務の仕事をし、わたしが外回りをしている時期がありました。
その時、2人で同じラジオを聴きながら、どっちの送ったメッセージが最初に読まれるか、なんてことをやっていたのをふと思い出しました。
車の中でわくわくしながらラジオに耳を傾けて、タイルのことなんて全然考えてなかった。笑
ささいなことでいいから、自分が楽しめる、小さなアイテムをたくさん増やしていきたい。同じように、それ以上に、社員が楽しめるイベントやプレゼントを増やしたい。
まずは、そこから。
会社の未来を考えることは、今の自分をみつめること、この会議を終えるといつもそう思います。
藤井さんありがとうございました！

姉から感想をもらいました。改めて、同じ会議をして話していても、こうやって感想をもらうと、それぞれ捉え方が少しずつ違っていてとても新鮮です。（たくちゃん、姉妹それぞれの感想を載せてみては？と提案してくれてありがとう！）ラジオで自分たちの投稿したものが読まれた時の笑いと興奮を思い出して、朝からほっこりした気持ちになりました。

会社の後継ぎという意識が強いのか、姉は、社員さんに対してちゃんと向き合おうという姿勢があるなと見てて思います。業務のなかでつながっているからということもあるとは思うけど（私は業務はほとんど絡みなし）、その姿勢は素敵だなと。妹としては結構意外でした。私は昔から前ばかり見てるタイプで、まわりのケアとか苦手です。（仕組みにしないと意識が向けれないかも。仕組みになれば動けますw）でも、またその逆で、私自身は苦手だけど、私のまわりにはまわりに気遣える優しい人が多いと思っています。それは名古屋でゴミ拾いやってた時代から変わらない気がする。コアのメンバーに「仲間に優しくない」って言われたことあったしな。笑

経営者といえど、苦手な分野、得意な分野あると思うので、足りない部分は補いながら。時に必要なら身につけながら。時にできる人がいてくれると思えば頼りながら。資源は限られているので、限られた資源で最大の効果が発揮できるような布陣をひいていきたいなと思いました。

大きな気付きがいっぱい！今回お話を聞かせていただいた藤井さんに感謝です！

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