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【野球】打てる投手は最高にクールだ

「あ!」と声が出たのは1回裏だった。青木が2試合連続となるホームランで2点を先制した瞬間だ。

中日の先発は未来への希望でもある藤嶋健人。メットライフドームで見た彼は球速140そこそこなのに山賊打線を手玉に取っていた未知なる投手だ。その藤嶋にメジャーリーガーの凄さを瞬く間に見せつけた。6球目のできごとに傘の準備もままならない。

今日も素晴らしいペースで試合は進む。カラシティーは毎回走者を出すがなんとかしのぎ、3回まで得点を許さない。2試合連続で序盤を凌ぐなんて…!

今日のカラシティーは投げるだけではなかった。先頭打者として打席にはいった3回にセンター前ヒット。西浦、青木の連続二塁打で中押しのホームを踏んだのである。

極めつけは5回だ。この回も安打で出塁しマルチ安打を達成すると、続く青木のライトへのあたりで一気に三塁へ。投手であれば二塁ストップでもおかしくないあたりなのにもかかわらずである! ブキャナンに引き続いてのマルチ安打! 投げるだけではないのが今季の助っ人外国人投手なのだ。 ブキャナンといいカラシティーといいクールだ!

満塁になってからこのところあたりのなかったバレンティンがタイムリーでこの回3点を追加。まさにお祭りである。

ダブルユウヘイはヒットが出なかったものの、その他の選手が頑張った。そんな試合は7-2で快勝。守備のミスは青木とバレンティンの間への飛球くらいだろうか。アウトになったものの、連携がとれていなかった。

でも捕球後に話をしていたことから、大きな心配は無いだろう。その辺のコミュニケーションもベテランたちは安心だ。

こういった試合でも中日にも目が行ってしまうのが野球好きの性だろうか。先発の藤嶋はもちろんだけど、3番手の清水達也。昨夏の甲子園優勝投手だ。この時期に一軍に昇格してくるということはやはり期待値が大きいのだろう。

昨日の小笠原もそうだけれども、高卒投手がぽこぽこ出てくるのはやはり羨ましい。うちは寺島がもう少しで投げるらしいけど、はたして。

野球観戦記的なこういうのって案外むつかしいなぁ。2日目で早くも壁が…。


こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。