多摩川旬報

多摩川の情報を取り上げます。 旬報とは名ばかりの不定期更新です。

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多摩川は何を映すのか――特集:村上浩康監督インタビュー(多摩川旬報221101号)

『東京干潟』『蟹の惑星』、そして2022年11月5日から順次公開される新作『たまねこ、たまびと』。 多摩川を舞台にしたドキュメンタリー映画がつづく村上浩康監督に、多摩川が映しだすものについて、伺いました。 ※2022年10月24日に収録しました。 ◆多摩川の河口に現れる干潟 (01:20) ◆干潟はまるで「劇場」 (05:00) ◆なぜ「水辺とおじいさん」を撮るのか? (06:46) ◆ドキュメンタリー映画における「音」の役割とは? (10:43) ◆新作『たまねこ、たまび

    • 特集:志村けんの東村山(多摩川旬報230401)

      2020年3月29日、志村けん氏が亡くなりました。 没後3年に当たる今年、多摩川旬報では野火止用水の流れる東村山という土地に焦点を当て、いま一度コメディアン・志村けんを東村山という土地とともに思い起こしていきたいと思います。 東村山の原風景志村けんが生まれた1950年当時、東村山町にある実家の周辺は畑に囲まれていた。 都内有数のさつまいもの産地でもあるこの地域で、志村もしょっちゅう、祖父のつくるさつまいもを食べさせられていたという。 当時を振り返り、「戦中派でもないのに、い

      • 特集:PFASと多摩川(多摩川旬報221201号)

        報道等では、PFAS(有機フッ素化合物)関連の記事が増えています。 多摩川周辺でも、長い間PFASが上水道に含まれていたようで、この辺りの報道や市民運動が活発になってきました。 今回は「PFASとは何か」「多摩地域とPFAS」といった事柄について、まとめていきたいと思います。 PFAS(有機フッ素化合物)って?PFASとは有機フッ素化合物の総称です。 PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタンスルホン酸)という名前もよく出てきますが、これら有

        • 12月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報221121号)

          毎月1日、11日、21日更新の多摩川旬報。21日号は翌月の多摩川イベントカレンダーです。 もうすっかり寒くなり、冬の気配が漂っていますが、紅葉はいまが見ごろな気がします。 12月はコアなイベントが出てきています。事前予約制のものも多いので、申し込み忘れにご注意ください。 当日ふらっとOK!なイベント「今日、何かあるかな?」と思ったらこちら。 11月29日(火)~12月1日(木)こまえ×銭湯 市民優待DAY ~心もからだもほっかほか~@富の湯、お湯どころ野川 ※狛江市民対象

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        多摩川は何を映すのか――特集:村上浩康監督インタビュー(多摩川旬報221101号)

          多摩川水景:程久保川(多摩川旬報221111号)

          多摩川水系のあらゆる景色を集める「多摩川水景」。 今回は、日野市内を流れる程久保川(ほどくぼがわ)を歩いてきました。 浅川との合流地点から源流までは全5キロに満たない小さな川ですが、ある場所を境に川の表情が一変します。 浅川と多摩川の合流点に流れるもうひとつの川八王子周辺に土地勘のある方なら、浅川という川をご存知かと思います。 多摩川流域のほかの街と、八王子が少し違った雰囲気を持っているのは、それが浅川文化圏だからだと勝手に思っておりますが、それはさておき。 浅川はやがて

          多摩川水景:程久保川(多摩川旬報221111号)

          11月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報221021号)

          毎月1日、11日、21日更新の多摩川旬報ですが、21日号は翌月の多摩川イベントカレンダー。 多摩川周辺はもう冬のイメージが濃くなってきましたが、講座やイベントはまだまだ活況です。 11月は東京文化財ウィークが設けられている関係で、普段は公開していないようなものが一般公開されたりしています。この機会にぜひ! イベント情報(当日ふらっと参加できる)11月3日(祝)「旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室」の特別公開@旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室(日野市) 11月3日(祝)市

          11月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報221021号)

          多摩川水景:宿河原用水~久地円筒分水(多摩川旬報221011号)

          多摩川水系のあらゆる景色を集める「多摩川水景」。 今回は、多摩川を語る上では欠かせない二ヶ領用水を歩いてきました。といっても、下流側の取水地点である二ヶ領宿河原堰から久地円筒分水まで。二ヶ領用水のうち、宿河原用水と呼ばれる部分を中心に辿りました。 現在進行形の多摩川治水二ヶ領用水は複数の用水路が混ざり合っては分岐していきます。 おおざっぱに言うと、多摩川から上河原堰で取水した二ヶ領本線と、宿河原堰で取水した宿河原用水が現在の久地駅付近で合流し、平瀬川の下をくぐって久地円筒分

          多摩川水景:宿河原用水~久地円筒分水(多摩川旬報221011号)

          特集:多摩川が出てくる作品①(多摩川旬報221001号)

          笠取山に端を発し、複数の通勤電車を横目に蛇行しながらベッドタウンを抜けていく多摩川。海へと注ぐ河口部から先を見送れば羽田空港から飛び立つ飛行機も見えます。 河川は人々の生活に欠かせない存在ですが、多摩川は特に東京近郊を流れることから、都市やその周辺の暮らしを映しとる役割を担わされたりします。 映画や小説、マンガ、ドラマにミュージックビデオなど、多摩川の登場する作品は枚挙に暇がありませんが、そこではどのように描かれているでしょうか。 今回はまず、多摩川が出てくる作品というか、多

          特集:多摩川が出てくる作品①(多摩川旬報221001号)

          10月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報220921号)

          毎月1日、11日、21日更新の多摩川旬報ですが、21日号は翌月の多摩川イベントカレンダー。 段々と涼しくなっていく10月は、水遊びよりも河原のイベントや座学講座が増えてきます。 秋の気配を感じながら、移り変わる水辺の景色を眺めてみてはいかがでしょうか。 10月のイベント情報10月1日(土)立川のお宝「玉川上水・分水網関連遺構」@女性総合センター・アイムギャラリー(立川市) 10月1日(土)アウトドアカレッジ~アウトドアクッキング@二俣尾自然体験館(青梅市) 10月1日(

          10月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報220921号)

          多摩川水景:兵衛川(多摩川旬報220911)

          多摩川水系のあらゆる景色を集める「多摩川水景」。 今回は、多摩川の支流である浅川、の支流である湯殿川、のさらに支流にあたる兵衛川(ひょうえがわ)に行ってきました。 宅地造成前を知る小川七国峠の宇津貫緑地の調整池から、八王子みなみ野シティのなかを突っ切って、隣の片倉駅付近で湯殿側と合流する、大体3キロ程度の小さな川です。 源流の宇津貫(うつぬき)緑地から、宇津貫川と呼ばれることもあるのだとか。 八王子みなみ野シティは、1997年から宅地造成が始まったいわゆる「ニュータウン」

          多摩川水景:兵衛川(多摩川旬報220911)

          特集:「水害ハザードマップ」と「内水氾濫」のあやうい関係(多摩川旬報220901号)

          防災の日です。 1923年9月1日に関東大震災が起きたことから、1960年に防災の日として制定されたそうです。多摩川にとっては、1974年に堤防決壊を引き起こした狛江水害の日として記憶されています。 多摩川治水の歴史は、水害の歴史でもあります。 最近でも2019年に台風19号が上陸し、規模としては狛江水害以上の甚大な被害を流域に引き起こしました。 今回は、水害から身を守るために、極めて重要なハザードマップについて、少し掘り下げてみたいと思います。 ハザードマップとは?自

          特集:「水害ハザードマップ」と「内水氾濫」のあやうい関係(多摩川旬報220901号)

          9月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報220821号)

          多摩川旬報という情報サイトをささやかにスタートします。 「多摩川がある暮らし」をコンセプトに、水遊び、風水害、生態系、歴史・文化などの情報をお伝えしていきます。 自分の生活に多摩川という補助線を加えることで、何か違ったものが見えてくれば楽しいなと思っています。 毎月1日、11日、21日に更新予定。 どうぞよろしくお願いいたします。 9月のイベント情報各イベントの詳細や参加方法等は、リンク先をご確認ください。 9月2日(金)持ち寄りランタンナイト@登戸・多摩川カワノバ(川崎

          9月の多摩川イベントカレンダー(多摩川旬報220821号)