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永遠の都ローマ。その不変さは如何か?

町を歩けば歴史的建造物がごろごろと存在する、永遠の都ローマ。今目の前に見ている風景は、何年も前から、いや古代ローマ時代から変わらないのではないか。なんて思いをはせると不思議な感覚を感じる。古人が作り上げた歴史の形跡が見られる町であり、その歴史には重みがある。建物についても大量生産消費を繰り返す今の世の中において、数千年もの間残り続ける建造物が持つ価値は増していく一方であろう。そのためこれからも残り続ける、不変の町並みなのだろう。まさに「永遠の都」だ。

だが不変であることは良いことなのだろうか。事実、私たち人間は進化し続けることで、新たな暮らしを獲得し様々な恩恵を受けてきた。

不変のものが持つ「偉大さ」を大切にしながらも、変化し続けることで新たに見られる景色を楽しむことができるのではないか。そのために、残すべきものは残し、その中に絶妙なバランスで変化を取り入れることが大切。ローマに居ると、そんなことを感じさせられた。


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