第3章 「収益力」の高さはここに表れる
1.損益計算書を3つの視点で読みこなす
損益計算書は一番上と一番下を見る
損益計算書(Profit & Loss Statement、略してP/L)は、最初に「一番上の数字(Top Line)」の売上高を、続いて「一番下の数字(Bottom Line)」の当期純利益を見ます。
1事業年度中に実現した売上高は経営規模を表わします。しかし同時に、当期純利益も計上していなければ収益力の高い会社といえません。
すべての原価、費用、損失、そして法人税等を負担した後の最終の当期