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ほんとうにしんどいときは

しんどいなあというときに、
やるべきことはたった1つ。

それは気分を上げること。
今この状況に満足し、感謝すること。

こうすればこのしんどい状況や気持ちが快方に向かう、
というのはわかっているのですが…

ある一定の落ち込みレベルに達すると
この対処法が全く役に立たないことに気がつきました。

役に立たないというよりは、
その対処法を実践するエネルギーがない。
実践することが不可能な状況になってしまっているのです。


ほんとにしんどいときはムリ


辛さや苦しさが憎しみ恨みとセットになると、
とてもその対象に感謝の気持ちをもつことなどできませんよね。

そうなってくると、
対処法を知っているにもかかわらず実践ができない。
でも実践ができないとこの状況を変えることもできない。

こうしてできないできないループにはまっていくことで、
さらに苦しさが増してくるわけです。


気分の4段階


私はよく気分についてお話しているのですが
気分はいい悪いをさらに細分化して
4段階にできることに気がつきました。


(もともといい悪いの2分類ではなく
一続きのグラデーションのようなイメージではありますが)

気分の4段階というのは、
気分のいい、悪いに加えて、
動ける、動けないの分類が加わったものを表します。

①気分がいい、動ける
②気分がいい、動けない
③気分が悪い、動ける
④気分が悪い、動けない

①にいくほどよい状態、
④にいくほど悪い状態です。

③では気分が良くなるような行動を起こして
②や①に向かうことができます。

ところが
④では動けないので②や①に向かうことができないのです。

つまり
④にいるときは、いきなり気分がいい①や②を目指すのではなく、
まずは③の気分が悪いが動けるという段階を目指すべきなのです。


よくするには?


ではその具体的な方法を考えていきましょうか。

鉄則は
動けないときは動かない。
動けない自分を責めない。

そう、何もしないということをしてみる
というのはいかがでしょうか。

対処するという観念を一度捨てて、
ただただ自分のためだけに過ごしてみる。

結局これか、という話ですが、
自分の好きなことをしましょう。

この状況を改善するために気分をよくするんだ!
ということは意識しないで、
むしろ忘れてみましょう。

今の状況に感謝するのは難しくても、
自分の好きなことをして
ほんの少しだけ気分を上げることならできます。

それを少しずつ少しずつ積み重ねていけば、
気付いたときには③にいるかもしれません。

③にいれば動けますから、
さらに状況をよくするはたらきかけが
能動的に行うことのできる状況です。

そうなったら動き出してみましょう。


あせらないあせらない


もう一つ鉄則を付け加えますね。

あせらない。

しんどい状況というのは、
今後の人生に絶対よい作用を与えるようになっています。

ですから、
その状況にあるということは
それがあなたにとって必要だから起きているのです。

どれだけ長くなるかはわからないし、
長ければ長いほどその後のよい作用が大きくなるのかもしれません。

これは受け取り方次第ではショックに感じるかもしれませんが、
それらについて神のみぞ知るということで我々に制御する力はありません。

だから、あせらないでください。

まだだめだ → 自分はだめだ。
に決してつなげないでください。

そうではなく、
いい意味で
ひらきなおりましょう

しんどい時期は人生のバカンスだと思って、
全力で休みましょう。


走り続けなくていい


私たちは、休んでいいし、止まっていいんです。

周りのひとたちはみんな全力で走り続けていて、
その背中を追っている、追われていると、
恐怖と焦り、脅迫感で必死に走り続けてしまいます。

でも
それはあなたが
ただ視野を狭めて前のどこか一点
を見ているからです。

後ろや横、ななめ前、
ふと周りを見渡せば
立ち止まっている人や座っている人、寝ている人、ドーナツを食べている人、などなど
必死に走り続けている人よりも
もっと安らいでいて豊かさを得ている人がたくさんいるのです。

それを見てふっと肩の力が抜け、
これでいいんだ、
と思えればあなたの人生モードが切り替わります。

それが信念になれば
あなたのこれからが絶対によい方向に変わっていくはずです。


おわりに


しんどい気持ちは自分からのSOSです。
どうにもならないなら逃げたっていいんです。

歯を食いしばって努力しなきゃ幸せになれないなんて、
大嘘ですからね。

まったり好きなことをしている人のほうが、
最短ルートで最高の幸せを手に入れます。

だから
安心してゆるんでください。


今日もどうか自分を大切に。
最後まで読んでくれて感謝します。



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