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100均素材で気になるあの子のお面つくってみた。

ハロウィンというイベントがある。
私が子どもの頃はあまり浸透していなかったし、中学生で初めてハロウィンを知った時に「日本のお盆みたいなものか~」としか思わなかった。お菓子がもらえるのは単純に嬉しい。

しかし、現在。
ハロウィンは日本を騒がすイベントとなった。スーパーに行けばハロウィンパッケージのお菓子やハロウィン用のレシピが並び、100均に行けば仮装グッズやハロウィンの小物類がズラリと並ぶ。

子育てをしてから知ったが、幼稚園では毎年ハロウィンイベントが開催されている。
「簡単で良いので仮装してきてください♪」というお知らせが届き、保護者は各自できる範囲で子どもに仮装させる。

ハロウィン当日、園は仮装した子ども達で溢れるのだ。なにこれキャワイイ。天国か。
子ども達はお菓子がもらえるものだから、そりゃー盛り上がる。

我が家にも、仮装グッズやハロウィン用の飾りなどが一通りある。
しかしハロウィンイベントをこなすこと約8年。私も子どもと一緒にちょっとした仮装(既製のお面やマントなど)をしてきたが、そろそろグッズが劣化してきた。

ゆえに、新しい仮装を考えたいと思う。(本題)

自分用の仮装なので、なるべくお金をかけたくない。そんな思いで100円ショップを訪れた際に、運命の出会いがあった。

シンプルな白いお面である。

コワクナイヨ……

私は彼(?)に無限の可能性を感じた。
君をいいカンジにしてみせる。私の手で。



【MISSION1。お面の穴をふさぐ】
材料
・画用紙(家にあったやつ)
・プラスチック用ボンド(家にあったやつ)

目の部分の穴が大きすぎる(自分の目と肌が見えて目立つ)のと、鼻・おでこの穴が不要なので、画用紙を穴より少し大きめにカットしてボンドで貼る。

画用紙を貼って穴をふさぐ。

しかし、画用紙を貼った部分が丸見えでカッコ悪いので、何とかしたい。
インターネットで色々検索した結果『張り子』の作り方を真似てみる事にする。

【MISSION2。画用紙を目立たなくする】
材料
・半紙(家にあったやつ。100均)
・木工用ボンド(家にあったやつ)
・水

お面についていた黒いゴムは外しておく。
半紙を2cmくらいの大きさに千切る。木工用ボンドは水で溶かし、トロトロの状態にする。

半紙に水で薄めたボンドをつけ、お面に貼っていく。ちぎり絵みたいに、まんべんなく。

半紙を貼り終えた直後。コワ……クナイ。

半紙を1回貼っただけでは、まだ画用紙部分が透けて見えるため、お面を乾燥させる→半紙を貼る作業を3回繰り返した。

ちなみに、3回でもびみょーに画用紙が透けるが、作成者がこの作業に飽きたため、次の工程に移ります。すいません。
※本当に張り子を作るには、まだまだ紙を貼り重ねないといけませんが、今回は型(お面)から貼り重ねた紙を外す作業は無いので、これで良しとする。

半紙が乾いたら、表面を滑らかにするために『胡粉』というものを塗る…らしいのだが、胡粉がどこで売っているか分からぬ。私にAmazonで買い物をする余裕など無い。

胡粉の代用として「紙粘土でもOK」との事なので、ちょうど娘が持っていた『ふわっと軽いねんど』でチャレンジさせていただく。

【MISSION3。表面を滑らかに整える】
材料
・ふわっと軽いねんど(100均)
・水
・ハケ(家にあったやつ)

粘土を細かく千切り、そこに水を加え、トロトロになるまでかき混ぜる。

かき混ぜる……が。

なんか泡立つんですけど──。

あわあわ。

どうやら『紙粘土』の主な原料はパルプ。『ふわっと軽いねんど』は中空微粉体と天然繊維…?(パッケージ裏に書いてた)
うすうす気付いていましたが、全く別モノだったんだな。おまえら。

どうする……100均にフツーの紙粘土を買いに走るか?

否。そのまま続行する。

あとには引けぬ闘いが、そこにある。
この感覚は、そう。

床屋さん(ヒゲ剃り)だ……!!

白仮面と床屋さんごっこ。

「お客さん~今日も寒いですねぇ~へへッ」

なんつってね。

やりましたよね。2回。

乾燥後。心なしか、持った感じがふわふわしています。お面には無駄な要素です。だがそれで良い。

泡立つ粘土を2回塗り重ねたあと。一応滑らか。

これで土台は完成した。次に進もう。

【MISSION4。顔を描く】
材料
・アクリルガッシュ(不透明な絵の具。100均)
・パレット(家にあった紙皿)
・筆(娘のやつ)
・水

待ちに待ったお絵描きタイム。
お面に新しい命を吹き込んでいく。
さて、私は何を描くでしょうか?
鉛筆でうすーく下書きをしてから、目を…

スケ……キヨ……?

まだ……ッ。
まだこれからだ!口を描けば、それなりに見えるはず!!

ニコッ

……これ、カオナシに見えるかな???(不安によるネタバレ)

「何かカオナシに似てる」と言われた事があるので、カオナシにしました。みんな大好きジブリキャラ。

顔の模様は、白いアクリルガッシュに、青と赤の水彩絵の具をちょこっとまぜて薄紫色にした。※別の種類の絵の具を混ぜて大丈夫なのかは不明です。

あらかじめ外しておいた黒いゴムをもう一度付けて、

君は……カオナシ…?!

完成ーーーー!!

できた!嬉しい!
※ここで作成者のテンションはMAXに。

いざ、装着。

よいしょ…

ん……。

コレ……。

めっちゃ目に食い込む。


まばたきしようとすると、バサバサという音と摩擦が生じる。不快。

そうなんです。
このお面、彫りが深いのです。顔の凹凸が激しい。目の部分がくぼんで鼻筋が通っており、日本人離れした顔立ちになれるお面なのです。
そう……お面が目に当たらないように、目の部分が大きく開いていたのですね。

本来のお姿。

企業努力を台無しにして、わざわざ穴をふさぐという愚行、申し訳ありませんでした。

しかし、私もいっちょ前に主婦。ここまでお金を使ってきて(※数百円ですが。)後戻りなど出来ません。

要は、目がお面にくっつかなければ良いのです。

お面を顔から浮かせるにはどうしたら良いかって?

それはね、

裏にスポンジを貼りゃーいいのよ。スポンジをさぁ。(雑)

特別公開。お面のウラガワ。

スポンジの厚さは1cmほど。安定感を増すために、あご部分にも付けてみた。よし、これで……

快適ーーーー!!

喜びのピース。

なんかもう、カオナシというか、疲れきったピエロというか。なんかもう……。

もう、これで良し!!!

色々ありましたが、想定通りのものができたのではないかと思います。

このお面を着けて、ハッピーハロウィン🎃

***

【まとめ】

今回作成者はおもいっきり妥協しましたが、頑張ればクオリティの高いオリジナルお面が出来ると信じています。全てはあなた次第。100均の可能性は無限大。
興味のある方はぜひ試してみてください。

このようなレポートにお付き合いいただき、本当にありがとうございました🙏✨


【おまけ】

せっかくなので、カオナシになりきる作成者。

※楽しかったです。

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