うつでできなくなった(けど再びできるようになった)こと5つ
うつ診断を受けた当初、
できなくなったことがたくさんありました。
でも、回復して再びできるようになりました。
今までできていたことができなくなるというのは自信をなくしとてもショックを受けることです。
でもいつかまたできるようになる日がくるよ、ということをお伝えしたくて、
人によって個人差があると思いますが、
わたしの場合の5つをまとめてみました。
1.朝早く起きること
これはなかなか最近まで出来なかったことです。ゴミの日の前日にはプレッシャーを感じていました…
(今でも睡眠導入剤の力を使って眠りについているので、睡眠力に関しては完全とはいえないと思います。)
わたしの場合は、薬を使えば入眠はスムーズでしたが、中途覚醒や過眠にずいぶん悩まされることが長く続きました。
昼過ぎまで寝てしまう時期も長かったです。
過眠は、身体の回復のために睡眠を欲しているケースもありますし、薬の効果が強すぎてそうなっているケースもあります。
ゆるやかに回復する中で、服薬し続けてきた薬が気づかずうちに過剰な効果になることがあるからです。
わたしの場合は、なんとなく薬が残って眠い気がする…というタイミングで薬を減らしたり変更したりして起床時刻が早まっていきました。
ですので眠気が何から来るものなのかを敏感に見つめることをおすすめします。
2.予約や約束をすること
これは比較的初期の症状でした。
例でいうと美容院の予約が本当にしんどかったです…
なぜかというと、自分の体調が自分にも読めないから。ドタキャンしてしまったらどうしよう、という心配が普段以上に重くのしかかります。
そのほかにも、最寄り駅に父に迎えに来てもらうために待ち合わせの時間を決めたときなども「遅れたらどうしよう…」と身内にも関わらず緊張してしまいました。
キャンセルも遅刻も連絡さえすればすむ話なのですが、もともと責任感が強いタイプでそれが過剰になっていたんだと思います。
同じような心境になる方は、できるだけ何かを約束したり予約するような状況で自分を追い込まないことをおすすめします。
3.頭を使う作業
よく言われるように、わたしも頭に霞がかったような状態がしばらく続きました。
最初は感情すらもなくなり、それと同時に考えることができなくなりました。
仕事では、アイデアを出すような仕事ができなくなり、単純作業だけに調整してもらいました。
日常生活でいうと段取りが要求される料理ができなくなりました。帰省のための荷造りも、あらゆるアイテムを取りこぼしなく考えることがプレッシャーで苦手でした。
少し回復してくると本や映画を観られるようになってきます。休職中は時間もありますし、いろいろ鑑賞したくなります。
無理に難しい内容のものは最初から選ばず、気楽に観られるものをおすすめします。
少しずつ慣れていけば良いのです。
治療の本なども読みたくなると思いますが、かたい本だと読み進めづらく自信の喪失につながりますので、イラストが多用されていたり柔らかい表現のものから選ぶと良いと思います。
復職前には作業などをすることも必要ですが、それはその段階にすればいいことです。
スモールステップで、また少しずつできるようになりますから、(わたしは本当に突然できるようになりました)なので、どうか焦らずに。
4.長時間、電車に乗ること
これはもしかしたら少数派なのかもしれませんがいかがでしょう?
短時間は平気だったのですが、長時間電車に乗ると頭痛や吐き気が出てしまうことが、わたしは長く続きました。
乗っていられず途中で降りて、ホームのベンチで休憩したこともあります。
主治医にも相談しましたが、まずは頓服薬を持っておくこと。もしものときの対応策があれば不安も小さくなります。
多くは時間と慣れが解決してくれることが多いようです。わたしの場合は、あるときを境にふっと不調になることがなくなりました。
5.お洒落を楽しむこと
最後に、メイクやファッションなどを楽しむこと。
清潔感を保つという意味での身だしなみというより、もう一段階上のことです。
わたしは仕事が美容業界なので、人よりそういうことに興味や関心はある方だと思うのですが、
体調を崩してからしんどくなってしまいました。
調子の悪さが表情に出てしまい、鏡を見るとかなしい気持ちになりました。
それにお化粧やスキンケアに向かう気力もなかったです。
なので、その時期は無理することはないと思い最低限にしていました。
お風呂だって一日入らなくても死ぬことはありませんし、ドライシャンプーだってあります。
メイクやスキンケア、ファッションは身だしなみでもありますが自分の気持ちを上げるためにするものですから、
負担になるような時は、心地よいところまで距離を置いたって大丈夫なんです。
しばらくしたら、また楽しめる日がやってきます。
今では再び、自分に手をかけられることの満足感を味わえるようになりました。
新しくできるようになったこともある
みなさんの場合はいかがでしょう。
回復にかかる時間は人それぞれですが、
一度何かができなくなってしまっても、落ち込みすぎることはないです。
むしろ、わたしはゆっくりと休むことで自分を大切にするという新しいことができるようになり始めました。
前の自分に戻ることだけが回復だと意識しすぎず、
新たな自分に生まれ変わる気持ちを持つと少し楽になるかもしれません🌿
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