農家民宿 ins Tal │ Agriturismo ins Tal

農村観光を日本に広めたい 日独文化通訳人 ドイツ、イタリア、オーストリアの農家民宿を訪…

農家民宿 ins Tal │ Agriturismo ins Tal

農村観光を日本に広めたい 日独文化通訳人 ドイツ、イタリア、オーストリアの農家民宿を訪ね Bayernで知り合った夫と山へ移住 ご縁で頂いた築42年の家を農家民宿に改装中 gewohnt in Freiburg, Berlin, Seoul Sprache🗣🇩🇪🇰🇷🇯🇵

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「先生、農家になるよ!」

大学生の頃から、数学と英語の塾講師や家庭教師をしていた。 家庭教師では、40代から60代の方の英会話教室もやっていたことも。 大洲に来てからも、個人塾のお教室に1年間勤めました。 子どもたちから、日々たくさんのエネルギーをもらって、後ろ髪を惹かれながらも、 先月3月に、一旦本業である地域おこし協力隊の業務に専念するため、退職。 生徒たちに「1年間ありがとうね」 と伝えると、ある生徒が、 「先生、なんで塾やめるん?」 と。 「いやぁ、本業に専念しようと思ってさ。」

    • なんてことない風景

      大洲から柳沢に上がっていくときの神南山の立ち姿が大好きだ。 雨の日の景色は特にいい。 雨が多くて、困ることもあるけど、 雨があるから水がある。 水があるから生きていける。 自然と折り合って生きていくことが少しずつできているきがする。

      • わたしの夢ってなんだっけ?という問いから、現在地確認

        6月下旬。 官公庁は異動の季節。 半年先輩のふたりから、在外研修や海外転勤のニュースを聞き、久々落ち込む。 自分は選ばなかった道。 霞が関や在外公館で、国や世界のために働くこと。 わたしが諦めた道を、進んでいく先輩や同期たち。 羨ましい、と思うと同時に 選ばなかった道を悔やんでいる自分が情けなくなる… 違う違う! わたしの夢は、 「民間外交」だ! 姉妹都市を作って、民間レベルで世界平和を実現すること。 それがわたしの夢じゃないか。 それを実現するには現場でとに

        • 素直な子は最強

          いま、中高生の修学旅行の受け入れのお手伝いをしている。 10月からは、自分たちの農家民宿で受け入れするつもりだ。 先週、今週と立て続けに受け入れをして感じたこと。 それは、 「素直な表現ができる子」って最強。 ということ。 「わー!たのしい!」とか、 「これすごい!」 「ちょっとやだー!」とか、 とにかく思ったことを表現してみる。 そういう子供はとてつもなく愛おしい。 子供や学校で比べてはいけないのはわかっているのだけど、 わたしも人間。 これができる子とできな

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        「先生、農家になるよ!」

          ペルソナの設定

          自分の求めているペルソナの言語化ができなくて困っている。 例えば発信する言語。 ドイツ語なのか、日本語なのか? 日本に興味のあるドイツ語圏の人を求めているわけではないし、 ドイツ語圏に興味のある日本人をターゲットにしたいわけでもない。 このペルソナの言語化を、この一ヶ月でじっくりやっていきたいと思う。 たぶん、あまり深く考えないほうがいいのだとも思う。

          "いい"教育ってなんだろう

          中高生の教育旅行の受入で感じたこと。 "いい"教育ってなんだろう。 人によっても違う、 タイミングによっても違う、 答えの出ない問い。 ひとつだけはっきりしたのは、 わたしが如何に恵まれた環境で、 両親に見守られながら、 刺激あるライバルや友人たちと一緒に 学生生活を送れたということ。 幼稚園で男の子が苦手になってしまったわたしにとって、 小中高と女子校の一貫校に行けたことは、 守られた環境で、自意識を育む、これ以上ない心地よい環境だった。 学校だけではなく、 カナ

          "いい"教育ってなんだろう

          はじめること、終わらせること、そして続けること

          農家民宿をやりたい!と思って何年経ったか、 やっと片鱗が見えてきて、 焦りつつものんびりなペースで進めています。 わたしにとって、はじめることは、簡単。 終わらせることもものすごく簡単。 (ご縁がなかったんだな、と割り切る) でも続けることがとても難しい。 意気込んで始めたことは続きにくかったり。 たとえば、仕事や人間関係など。 さらっと始めたことは、自分の意識していないところで長く続いていたり。 たとえば、ドイツ語や舞台鑑賞とか。 結局、続けられる原動力は、「好き

          はじめること、終わらせること、そして続けること

          敬老会の限界

          柳沢の敬老会だった。 正直、もうギリギリ、でもみんなじいちゃんばあちゃんの恩があって、気持ちだけでやっているところがある。 いつまで続けられるんだろう。 先人には、わたしたちも敬意を評したい。 何か、うまくできないかな。と疲労困憊の身体とアタマで考える。

          地震の影響を足で調べてきた ―生きる力がたいせつ

          先日、大分と愛媛を襲った震度6弱の地震。 少し怖かったものの被害はなく、 やはり、私が唯一体験したあの311はとてつもなくすごいエネルギーの地震だったのだなぁ、と感じる。 阪神・淡路大震災も、能登半島地震も、 他のどの大きな地震だって、恐らくものすごいエネルギーだったんだろう。 一瞬で世界が変わる状況に立ち会えること、人生でそんなにないはずだから、 あのときの経験を活かして、備えだけはきちんとしておこう。 地域を歩いて回ると、岩が少しだけポロポロと崩れているくらい。

          地震の影響を足で調べてきた ―生きる力がたいせつ

          スポンジを自給した

          ヘチマを育てて、 放置していたまま冬が過ぎ、 バリバリと剥がすと、 スポンジが現れる 種も一緒にとってみる 使い終わったら、 土に還り、 また再生する 庭先のベンチでのんびりしながら採取したこの種は、 ここの土地に適した種だ そう、こういう暮らしをしたかったんだ

          ホリスティック占星術とハイルプラクティカー

          当宿は、「身心をみつめ、健やかになって調う農家民宿」です。 この場所で体験できることの大元にあるのが、ホリスティック占星術と、ハイルプラクティカーという教養です。 今回はこの2つを学ぶことになったいきさつについて、じっくり話します。 高校1年生のとき、医者を目指して、医学部受験の塾に通いました。 ただ、よくある話ですが、数3Cで挫折。 高1の秋に、文系に転向しました。 コンテンポラリーダンスという、新しくて、ぼやけていて、よくわからない分野にのめり込んで、(今思えば逃げた

          ホリスティック占星術とハイルプラクティカー

          ホンモノを(早めに)体験しておく

          神奈川県小田原市の出身だが、 小学校から高校を卒業するまで箱根町で過ごした。 同級生の多数は、老舗温泉宿の娘たち。 山の中に佇むすてきなコテージやホテルを経営するご両親もいたっけ。 とにかくよく泊まりに行った、そのすてきなホテルや伝統ある旅館に。 彼女のお母さまは、たいてい若女将。 そうなると子どもたちの面倒を見る時間はない。 すると、子どもたちを空いた部屋に押し込んで、泊まらせて、仲居さんに預ける。 お風呂は当時は珍しかった客室露天風呂。 子供たちがお客様に迷惑をか

          ホンモノを(早めに)体験しておく

          はじめまして、Talです

          愛媛県の南、南予地方の入り口。 古い町並みを残すノスタルジックな内子町から細い山道をあがると、お隣大洲市の西の端っこ、柿ノ木村と呼ばれた柳沢地域の、素朴な棚田の景観が広がります。 わたしたちは、ここで農家民宿を始めます。 地域に、旅人に、開かれた場所、 そんなあたたかい場所をつくっていきます。