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ホリスティック占星術とハイルプラクティカー

当宿は、「身心をみつめ、健やかになって調う農家民宿」です。
この場所で体験できることの大元にあるのが、ホリスティック占星術と、ハイルプラクティカーという教養です。
今回はこの2つを学ぶことになったいきさつについて、じっくり話します。


高校1年生のとき、医者を目指して、医学部受験の塾に通いました。
ただ、よくある話ですが、数3Cで挫折。
高1の秋に、文系に転向しました。

コンテンポラリーダンスという、新しくて、ぼやけていて、よくわからない分野にのめり込んで、(今思えば逃げたのだと思う)
出会ったのは、ピナ・バウシュたちが舞台上で叫んでいたドイツ語。
(Frühling, Sommer, Herbst und Winter と叫びなが鮮やかな衣装を纏い、丘を登るダンサーたちの作品、あれはなんて題名だったか?)

ドイツ語との相性が英語よりよく、大好きな連立方程式を解いているような感覚でのめり込み、ドイツ語が好きになり、その後ドイツやオーストラリア、スイスという国に興味を持ち始めます。
(よくある話は、逆ですよね。国が好きだから、言語を勉強する、というような。)

調べていくと、ドイツでは、医療制度が他のヨーロッパ諸国とは一味違っている。

補完医療の分野に関して、国家資格が必ずしも必要ない国(※必要な場合もありますが、ここではこういう表現にします。あくまで「施術」や「診察」という行為に対して。)は多くありますが、ドイツには、ハイルプラクティカーという国家資格である制度があることを知りました。

医者(Doktor)としてだけではなく、医師(Heilpraktiker/in)として患者に向き合える制度のあるドイツ。

私はさらにドイツやドイツ語が好きになっていきます。

そこで、2018年から独学でHeilpraktiker (補完代替医療)を学び始めました。
解剖学、生理学、病理学などを学んだあとに、フリー科目を選択し、「特技」を身につけ、晴れて「Heilpraktiker/in(補完代替医師)」となります。
実地試験もあります。

※こちらはドイツ国内(州内)での資格のため、日本では施術や診断という形で提供できません。
また私は独学のため、資格を保持しているわけでなく、取得する予定もありません。あしからず。

フリー科目については、多くのアジア出身者は、東洋医学をはじめとした、指圧や灸、漢方や韓医学を学びますが、

当時の私には、私にとって新しい東洋医学の世界に踏み出す自信がありませんでした。

そのときに、倉徳アーニャさんが開講しているホリスティック占星術講座(開講当初はメディカルアストロロジー講座という名称)に出会います。

特定の症状や臓器、状態だけにフォーカスするのではなく、全体を見つめて、健康に導くという手法は、まさにハイルプラクティカーそのもの。

この講座であれば、2021年くらいからボヤボヤと始めてきた、中途半端になってる西洋占星術の学びを深められるし、すべてHeilpraktikerに繋がっていく!と直感。

何しろ、オペ室という緊迫した環境で看護師を経験されている方から、西洋占星術と関連した分野を学べるなんて、夢のような話でした。

受講中は、これまでの人生で、自分が如何に知識だけに依存していたかを突きつけられ、

他人との適切な距離の取り方、自分への傾聴力、力の抜き方も、自然と身につきました。


さらに、プロコースまで一緒に頑張ってきた5人の仲間とも出逢えました。


これからもこの分野を学び続け、それを宿泊した方に手渡して、循環させていく。

すべては、宿泊した方に健やかになってほしい、そしてわたしたちももっと健やかになりたい!という希望から。

これを、ここins Talで表現していこうと思います。



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