芸能界の忖度と今後の流れ

新しい地図がマスメディアに出始めました。

テレビCMには出演しているのに、番組には全然出てこない、この違和感に「忖度」の大きさを感じていました。それが昨年末から風向きが変わって来たように感じます。

芸能界の忖度とは

果たして、この忖度というのは、一体どこまで周知されていたのでしょうか?

私もテレビ業界に凄く精通している訳ではありませんし、業界のど真ん中にいる訳ではありませんが、私なりの経験と解釈で解説していきたいと思います。

ある関係スタッフの方と話した時に聞いた話しです。
その方曰く「上からの指示はありません。ただもし起用した事によって、他のタレントを断られてしまうかもしれないと思ってしまって、私達は仕事を依頼し辛くなっています」と言う話しを聞きました。

この様な形での自主的な忖度はあると思いますし、勿論、過去には事務所からの圧力があったかもしれません。ですが、今の時代は世間がそれを認めなくなってきました。
芸能界は人気商売です。世論の力が1番強いのです。

芸能事務所のメリット

ここからは芸能界で働いている人間の意見になります。スタッフ側に居る偏った意見かもしれません。

タレントが芸能事務所に所属するメリットは、その事務所の政治力だと思っています。
その事務所と媒体との関係性を使って仕事を作ったり、仕事を依頼されたりと、力のある事務所にしか出来ない仕事を持っている事が、タレントにとって芸能事務所に所属するメリットだと思います。

事務所の人間が、事務所の力を思う存分使う事はビジネスの上では必要だと思います。それこそが、芸能事務所の武器だからです。この武器を使い辛くなって来た芸能事務所は、今後どの様な形でメリットを作っていくのでしょうか。

今後の芸能事務所のあり方

私が考える事務所の形は、従来通りの芸能事務所の形と、エージェント契約としての形に集約されていくと思っております。

タレント自身に明確なビジョンが無く、誰かの手助けが必要でれば、そのタレントは事務所に所属すべきでしょう。会社のノウハウを使う事によって、成長させて貰えます。

逆に、タレントが自分で考えて、しっかりとしたビジョンを持っていれば、その活動に賛同をした関係者が周りを固めて助けてくれるようになります。

その周りを固めてくれるスタッフは、事務所のスタッフではなく、それぞれの業界のプロフェッショナルのフリーのスタッフがサポートしていくようになると見ています。

今後の事務所のあるべき姿とは

今後、事務所としてのメリットを見いだす事が出来ない事務所は淘汰されていくのではないかと思います。
その事務所のメリットが、YouTubeのサポートや、海外展開など、従来の事務所と違ったメリットを作る事に価値を覚えるタレントも出てくるのではないかと思います。

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