ブドウと恐竜
この記事で書かれていることが本当かどうかは分からないが、本当だとしたらおもしろい。
身近にあるものが、実はその背景に壮大な物語が広がっていたりする。
しかしこれは、それほど驚くべきものでもない。
全てのものは繋がっているのだ。
今の自分がいるのだって、あらゆるものが繋がって、現在があるわけだから。
一つたりとも、偶然なものはないのかもしれない。
悩んだ末に出した選択のように思えるものでも、実はその選択しか選べないように全ての条件がもう揃っているのだ。
今日は何を食べようかな、なんて些細な選択でさえも、
それまでの人生の全てが完璧に組み合わさって、選ばれているのだ。
子供の頃に食べた物。親や兄弟、友人など周りの人に言われたこと。テレビや本などで得た情報。その他、ただ目にした、耳にした小さなこと全てが合わさって、
今日食べる物を選ぶのだ。
しかも、さらに原因をさかのぼれば、
なぜ子供の頃にそれを食べたのか、なぜ親や兄弟、友人とその時にそんな話をしたのか、なぜそのテレビや本を見たのか、等々、
どこまでもさかのぼれる。
たぶん、自分が産まれる前にまで行けるのではないだろうか。
それこそ、今僕たちがブドウを食べているのは、過去に恐竜が滅んだから、というふうに。
それほどまでに、世界や人生というものはいろいろなものが絡み合ってできているわけだ。
時々、あの時あんな選択をするんじゃなかったと、後悔するときがあるかもしれないが、
たぶん、そんなものをする必要はどこにもない。
なぜなら、あの時はその選択しか選べなかったのだから。
そして、今後悔したとしても、このタイミングで後悔するという、完璧な条件が揃っただけなのだ。
ただ、それだけのことだ。
起こることが、起こるべきタイミングで起こっただけ。
そう考えれば、少し気が楽にはならないだろうか。
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