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愛の物語は人でなくても

こうなれば結婚できない人間なんてこの世からいなくなるのでは?

この話では、同性婚に反対するための訴えだったみたいだが、

実際に、物に対して愛を注ぐ人はいる。
フランスではエッフェル塔と結婚した女性がいることを前に何かの記事で見た。

実際にこの記事のように、PCを結婚相手として見なすというのも、ありえる話だろう。

おもしろいと思ったのが、この訴えに対して裁判官が、

州の規定である15歳にPCが達していないから結婚は認められないというものだ。

PCを人間ぽく扱っているところが興味深い。
ある意味認めているようなものな気もするが。

もし実際に物との結婚も認められるようになるとしたら、それは人の想像力が豊かになったということなのだろうか。

物であっても、自分と同じ人間のように思うという物語がそこにあるということだからだ。

もちろん子孫は残せないが、そこに愛はあるわけで、そうなると結婚とは一体何かという話にもなってくる。

幸せにこれからの人生を歩んで行くものと考えると、物と結婚して何の問題があるのか?
ということにならないだろうか。

そしてこれは僕の予想だが、人間同士の夫婦よりも、物と結婚した夫婦のほうが、

たぶんケンカとかのトラブルは少ないし、離婚で訴訟沙汰とかも起きないだろう。

その分、浮気のハードルはメチャクチャ低いだろうな。

さっきのPCの例で言えば、機械なんて次から次へと若くて(性能が)いい子が出てくるわけだし。

でも、PCの場合は(記事に州だと)15歳にならないと結婚できないんだよな。

PCで15歳と言えば、相当な高齢者だ。かなりのシルバー婚である。

だけど一つ疑問がある。PCの15歳とはどこで判断するのだろうか。

製造年月日か?だとしたらPCなんて簡単にパーツ交換できるから、

外見は2009年製でも、CPUやメモリは最新式なんてことは余裕だ。この場合そのPCは15歳なのか、もっと若いのか判断が難しい。

できることなら、年齢の判断はメモリにしてほしいものだ。

なにせメモリー(思い出)だから。

まあ、思い出(記憶)ということで言えば、HDDとかSSDの方かもしれないが。

とにかく、もはや恋愛という物語は、相手が人でないといけないなんてのは古い常識になるかもしれないということだ。

新しい恋愛ドラマとは一体どのような物語になるのだろうか。

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