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正解探しはやめよう

https://president.jp/articles/-/82353

ネットが発達して、怒る人が増えたと思う。


それは、自分と違う人間があまりにも多いことが気になって仕方ないからだ。

人は大勢いて、いろんなタイプがいることは頭では分かっていても、理性のどこかでそれを拒否している。

少しでも間違っている(と思っている)ものや、不謹慎(と思っている)ものが気になる。

それらに苛立ち、原因となっている人物などを探して攻撃しているのは、

不安だから、以外に無いと思う。

自分が思う、正しくないものが、自分の領域を浸食してくるのではないかという不安が、人をイライラさせるのだ。

自分と同じ人間なんて存在しない。
理屈では冷静に分かっていても、ネットの中ではそれが感情的にハッキリと見えてしまう。
それも大量に。

そこには羨望や蔑みや、妬み等々、様々な感情が渦巻いていて、それに飲み込まれると、自分の立ち位置が分からなくなって悩んでしまう。

だから、人は少しでも安心したい、幸福になりたいがために、

自分をイライラさせるネットの中のどこかに、「正解」もあると信じて、毎日のように入り浸っているのだ。

どこかに正解があって、それさえ見つければ自分は幸せになると思っている。

正しくないものを排除していけば、正解に辿り着けると信じているのだ。

でも、たぶんそんなものはない。

あるとしたら、今ここにしかない。

まずは、そのままの自分を許すことだ。

人が世界のどこかに正解があると信じて探すのは、今の自分は不正解だと思っているからだ。

今の自分は満たされていない。どこかにこの穴を埋めて満たしてくれるものがあると思っている。

だけど、そんなものはないのだろう。
正解を探そうとするその放浪の旅を止めたときが気付くときなのかもしれない。

どこかを探す必要などない。
今、このままの自分が完璧なのだ。
今、どんな問題を抱えていたとしても、今以上も無ければ、今以下も無い。
ただそれだけなのだ。

だから、安心して気楽に動いて行けばいい。

悲壮な顔をして旅をするのではなく、気楽な気持ちで散歩するように行動すればいいのだ。

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