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ゆっくりと時間を過ごす

『時は金なり』と時間を大切にして過ごされている方は多くいると思います。

自分自身も意識はしていますが、意識するあまりに生きることを楽しめているのだろうか?と疑問に思うことも時々あります。時短や効率化が喜ばれる現代の暮らしの中で、無駄な時間にも意味があるように思えるようになったこの頃です。

コーヒー1杯についても水をセットしていればボタン一つで1杯のコーヒーが出来上がります。しかしキャンプではコーヒー豆をミルでガリガリと粉にし、ゆっくりとドリップして朝を過ごすことが楽しみです。

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もちろん味の違いはあると思うのですが、その時の環境や心の持ち方に1番の違いがあると思います。30歳を過ぎてから『この時間は無駄なのかもしれない』ということを楽しめるようになってきました。

最近始めたジョギングもそうです。朝少し早起きして30分ジョギングするだけで1日の過ごし方や考え方が変化してきました。そんな時間があるなら30分多く寝ていたい。そう思う自分でしたがその30分の運動のおかげでそれ以降の時間が1.2倍くらい効率的かつ意欲的に暮らせていると感じます。洗濯物や食器洗いすら面倒に感じなくなっています。副効果的に妻も心なしか笑顔に感じます。

何かと成果や見返りを期待してしまう現代でありますが、そのような外因的要素の大きいものに身を任せているととても身体が持ちません。時間を大切にしながら、あえて手間の掛かることが時短につながるのかもしれません。時間を効率的に過ごそうというあまり、時間に悩まされるパラドックスから抜け出せたらと思います。

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