見出し画像

これから創業を考えている方へ

大学院(土木工学科)を2017年に卒業し、地図会社で3年ほど勤めた後、複数社転職して、WEBデザインの書籍を出版したのち、昨年株式会社PINKFREAKという会社を立ち上げました。

土木・都市計画からずいぶん遠い業界の人になってしまいましたが、これから創業を目指す方に限らず、今後のキャリアについて考えるきっかけになれればと思い、私の話も交えつつ色々書いていきます。

まずお伝えしたいのは、キャリアというのは無限に存在するということです。皆さんが専門で学んでいる分野や、周りの意見に縛られず、何がしたいのか、どんな人生歩んでいきたいのか。そこが一番大事だと思うのです。

そういうと、キャリアという言葉に対して、不安、ネガティブの印象を持つ人も多いでしょう。好きなものを見つけなければならない、自分の将来を考えなければならない、決めなければならない、というように。

自分のキャリアを考える時は、なんでも良いので新しいことを学んでみることから始めてみるといいと思います。私は大学の時に30代で起業して日本で初めて地下鉄を作った人の話を知って、起業して新しいことを始めるのは面白いと知りました。大学院で都市計画に欠かせない地図表現を専門にして、デジタルツールを駆使して、いろんな種類の地図を作れると知りました。ここから、さらに面白いものを作ってみたいと思うようになりました。

デジタル表現に詳しくなろうとゲームやWEBデザインを経験し、そして今、これらの知見を地図に持ち込もうと、マップのWEBシステムを開発しています。

学生のうちは書籍で学ぶのも良いですが、社会人になると、仕事しながらいろんなことが学べるのです。これはすごいことです、利用しない手はない。せっかく会社に入ったのならば、どんどん仕事をこなし、さらに新しいこと提案したりすれば知識・経験はもっと身につきます。良いキャリアを築くのって、この一点だけだと思うのです。

逆に、今の仕事を蔑ろにして次があるとは思えません。ゼミの恩師は、これを「会社からの卒業」と呼んでました。今の会社から学べることがなくなったら、別の道に進んでも良いと。でもそれまでは、一生懸命働くのが良いことだと思います。


私自身、起業するのにすごいことは何もしていません。創業時には新しいビジネスモデルも、アイデアもありませんでした。ただ、ほんの少し、自分の周りのことを考えるようにしていました。WEBデザインは全くのゼロ知識だったので、最初は一生懸命勉強しながら仕事していましたが、少し慣れてきたときに、ふとこれから勉強する方が苦労されていることが、痛いほどわかるのです。そこで、ボランティアでWEBデザインを周りの人に教えて言ったら、いろんな人が集まり、本の執筆依頼も来て、学んだら次は仕事もしたいよね、ということで起業に至りました。

ビジネスの本質って、結局人間関係なんですよ。だってお金は人が運ぶものだから、その人が一生懸命仕事してる、いい事してる、ならビジネスになる。それだけの話です。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

110,895件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?