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ウイルスの感染経路!種類とその特徴や予防方法

薬学生TAKUYAです。

最近、またコロナウイルスが流行り始め第二波が起こっていますよね。

その中で空気感染、エアロゾル感染、飛沫感染など様々な感染経路をニュースで紹介されていますがどのような経路か皆さんしっかりと理解していますか?
※飛沫核と飛沫の違いなど!

今回は各感染経路について薬学部で学んだことをアウトプットしつつ、記事に書いてまとめていこうと思います。


①飛沫感染

インフルエンザでもコロナウイルスでもよく飛沫感染は話題に出ますね。


・感染媒体

飛沫感染とは日常生活で皆さんが行う会話、くしゃみ、咳などによって飛ぶ飛沫によって感染する経路です。

・病原体

インフルエンザ、マイコプラズマ、風疹ウイルス、コロナウイルスなど


・特徴

飛沫感染は直径5㎛の大きさで、水分を含んでいて、すぐに地面に落ちるのが特徴的です。

・予防方法

先程書いた特徴のようにすぐに地面に落ちます。人との距離を取る、マスクをするなどがあります。飛沫の大きさが大きいのでマスクは通常の販売されているようなマスクで十分予防可能です。


②空気感染(飛沫核感染)

飛沫感染と間違いやすいので注意が必要です。

・感染媒体

空気の流れによって感染してしまい、飛沫感染と違い長時間空気中に漂い続けます。

・病原体

結核菌、水痘ウイルス(水疱瘡)、マシンウイルス(コロナウイルスはまだ確実ではない)

・特徴

飛沫感染では直径5µmでしたが空気感染では5㎛以下の大きさで飛沫核のみで水分を含みません。水分を含まないため長時間浮遊することが可能です。


・予防方法

飛沫感染よりも予防方法が難しく、マスクは通常のものではなく、N95マスクを着用する必要があります。N95マスクは小さい飛沫核でも防ぐことが可能なモスクですが一般の方は手に入りにくいマスクです。病院では感染患者さんの病室を陰圧に保つなどの予防方法が行われています。


③接触感染

・感染経路

接触感染は手や皮膚に付着した細菌やウイルスが口や粘膜などから侵入し、感染する感染経路です。

・病原体

MRSA(黄色ブドウ球菌)、VRE(緑膿菌)、O157などの常在菌や動物の体内などにいる細菌、フンにいる細菌やウイルスが該当します。

・特徴

人間や動物には常在菌といって多くの細菌やウイルスが存在しています。普段は免疫機能があるため害なく、共存できていますが病気や怪我などで免疫機能が落ちるとこれらの細菌によって病気になります。また、ノロウイルスなどのように手に付着したウイルスが触れたところから感染するなどの特徴があります。

・予防方法

手洗いやうがい、消毒が予防方法として挙げられます。手洗いで注意してほしいのは洗いにくい指の隙間、爪のなかなどをしっかり洗うこと、洗った後に蛇口を触れないことに気を付けて下さい。消毒薬については今後別の記事を書く予定なのでその時に説明させていただきます。


★おまけ

✅エアロゾル感染

この感染経路は薬学部でも習った記憶がなく、自分も新しく調べました。

(もしかしたら、自分の勉強不足でやっているかもしれません)

エアロゾルとは粉塵や煙、ミスト、大気汚染などのように空気中に漂っている粒子のことを言います。

定義はとしてはかなりあいまいで飛沫感染や空気感染にかなり似ているそうです。(調べても違いがあまりよくわからなかったので詳しく知っている方はコメントお願いします)


まとめ

今回は感染経路について自分が薬学部で学んだことのアウトプットとして記事にさせていただきました。

今、コロナウイルスの感染者数はどんどん上がっています。

もう一度、家族でコロナウイルスに感染しないように予防方法の見直しをすることをお勧めします。

今回の記事で少しでも感染経路について詳しく知っていただけたら嬉しいです。

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それではバイバイ菌!

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