Vol.3「15分でわかる社会起業の一歩!地域社会人大学院開校レシピ」

(告知戦略)

人づての口コミを中心に考えました。やはり知らない人に実際に足を運んでもらうには、“人からの紹介”が一番であり、それ以外にはないのではと思っていたからです。

ただ、試しに最初の開催の際に、開催場所からおおよそ1キロ圏内の家を中心にチラシを配布、そして駅前でも約1時間程度チラシの配布を行いました。結果的に回収、問い合わせはゼロでした(笑)。

マスマーケティング的に回収率に基づいて“量”で考えるよりも、人を介して伝わる“質”の高い仕組みで進めていく手法の方が向いているのではないかと考え、まずは直接伝達の手法を中心に進めてみました。(その後、より強い集客コンテンツになった際には、有効的にマスマーケティング手法などを最大限活用しようと思いました)

(チラシの内容、デザイン)
人がまだ全く興味がないこと(知らないこと)に対して、少しでも興味をもってもらうために、

① 情報を引き算して可能な限りシンプルに伝える。「講師・生徒大募集!!」(詳細はホームページにQRコードで確認できる)

② スマホで撮影した地域のスナップ写真を幅広いエリアで撮り、より多くの方に地元意識、当事者意識をもってもらう工夫をする。

博報堂が発刊している本の中でも「行動アクセルを加速する系」のなかで、人は帰属意識を刺激されると(郷土愛で)動きやすいとのデータもございました。「あれっ、家の近所の写真だ」がゴールイメージでした。

(当日の準備)
地域センターの会議室を事前に予約して、映写スクリーン、パワーポイントとアンケート、そしてできるだけ手書き感、アナログ感を演出したいため、ホワイトボードを併用して行うための準備を行いました。

また次回に生かすためのアンケート取得と今後のお知らせをするためのメーリングリストのためのアドレスの取得を行いました。スタッフは私を含め、3名で全て行いました。(二人とも仕事を現役でしている男性会社員の方です)。

補足ですが、個人情報保護法のために、アドレス取得する目的、その保管方法、メーリングリストには、メールの最後に不必要な方への送信停止告知などは記載しておいた方がこのご時世なので配慮のあるほうが良いかと思います。

また区の会議室の予約は、万が一他の団体と被り取れなかった場合には、任意団体登録している自治体(私は新宿区)の他の地域センターも同じ条件で予約可能です。万が一の際に頭に入れておくとよいと思います。(例えば私の場合は第二地域センターですが、第一地域センターでも予約可能)

2-2 第1回目

最初の参加者は何人かというと6名(+スタッフ3名)です。内訳は、友人PTAママ2名、知人夫婦2名、商店街会長夫婦2名でした。正直、大学院運営を初めて行うにあたり、不安もかなりあったため、多くの人に声をかけずにテスト的に開催させていただきました

講義の内容は3名でそれぞれ、

①「アメリカMBA生が教えるマーケティング基礎」

②「現役銀行員が教えるお金の秘密」

③「家にある本を売ってみよう-ビジネス未満ではじめる副業」

でした。

予想以上(通り?)に好評であったのが、“お金の秘密”でした

しかも現役の銀行員からオフレコの本音話を聞けるとことがとても価値が高かったのかと思います。

お金については好評のため、次回にも第2回目を企画しました。参加者の強い反応をみて、かなりの手応えを感じました。

「すでに知っている人のまだ知らない話を聞く機会」というニーズは間違いなくあると直感できました。またコロナ禍でもあり、メルカリやアマゾンを利用した家にある本の販売も大変好評でした。「私にもできそう」と参加者と講師の目線があっていたのがよかったのかも知れません。

例えば、私も母親から急な電話があるときは、決まってスマホやPCについてなので、ここも大変伸び代のある、多くの方に求められているテーマであると感じることができました。1回目の開催は、仮説の検証、課題の炙り出しという観点からとても成功したものになりました。


次回の配信は1/24(月)を予定しております!

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