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即レスは三文の得

 人と人とのコミュニケーションにおけるメッセージのやり取り。その中の一要素である相手へのお返事の有無やお返事のスピードは、相手との関係性を影響を与える重要な要素。具体的にどのような意味を持っているのか、簡潔にメモを残しておこうと思う。

 一つ目は、相手にメッセージを送っても一切のお返事がないケース。相手に返信を忘れられるということは、そもそもアプリを開いていないことがありつつも、相手にとって自分自身が重要ではないとみなしている可能性を意味してしまうもの。

 例えば「先日はミカンについてお教えくださりありがとうございました」と講演会で出会った先生に対して御礼メールを送っても一切のお返事がない場合、先生は聴衆に対して興味関心を払っていないことを意味してしまう。

 二つ目は、相手からのメッセージのお返事が極めて遅いケース。相手からのお返事が遅いということは、多忙や他の事情が影響していることがありつつも、相手が自分自身に配慮をしていない、また優先順位が低いとみなしていることを意味してしまう。

 例えば、講演会で出会った先生に対して送った御礼へのお返事が、数日から一週間ほど経過してお返事が届いた場合、先生は特定の関係者だけを重要視しており、その他大勢は優先順位を下げていることを意味してしまう。

 逆に上記二つと異なり、相手からのメッセージが極めて速い場合、もちろんリアルタイムまでとはいかなくともお返事をくださる方は、あなたのことを気にかけ関係を大切にしているとのメッセージを伝えることができる。

 講演会で出会った先生が、その場に関わった一人一人から届くメッセージに対して即時に丁寧にお返事をしていれば、「次も依頼したい」「また聞きに来たい」とポジティブな印象を相手に残すことができる。

 お返事の早さをアップさせることは義務ではない。単純に早くお返事をした方がいいことがあるというだけのこと。それこそ「早起きは三文の得」という言葉と同じで、「即レスは三文の得」という特性を持つもの。相手との関係を大事にしたい、もっと良いインパクトを与えたいと思った暁には、ぜひ即レスの導入と強化の御心がけを。

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