見出し画像

「成長マインドセット」読んでみた

焦りとクオーターライフクライシス

クオーターライフクライシスは20,30代の人が陥る人生の予測不可能性に対する無力感です。(何が起きるかわからないし、何をしたら良いのかわからない)
ミッドライフクライシスという定年後に陥る人生の予測可能性に対する無力感と似たようなもので、ミレニアル世代に特徴的だと言われています。(仕事がなくなって、家にずっといるだけでつまらないみたいな感じなんだろうと推測)

自分はそのクオーターライフクライシスに陥っていて、今後自分の人生で何をやるべきなのか、今のままでいいのかという迷路に迷い込んでました。
特に、FBを見るといろんな順調そうな報告が上がっていて、それを見るたびに焦りと、もっと行動しないとダメだという強迫観念と、自分だけ取り残されてる感を感じていました。
「このままでいいのかな」「自分もカメラ始めた方がいいのかも」「あれもやったほうがいいし、これもやったほうがいいかも」みたいな感じです。

焦るよりも行動

「早く結果が欲しい」と自分にプレッシャーをかけていました。
けど、そのプレッシャーをかけたところで早く結果が出るわけではなくて。
結果が出ない自分に対する焦り、嫌悪感、「このままじゃダメなんだけど、何すればいいのかわからない」というストレスが溜まっていくだけでした。

そんな中この本で素敵な図に出会いました。
こちらです。

画像1


結果というのはその人の活動のほんの一部の結果に過ぎず、それを生み出すためには違うことに集中する必要があると教えてくれた図です。

そもそも集中するべきなのは、以下の2点なんだと思いました。
1. 自分がどんな人になりたいか、どういうことをしたいかという想いや哲学とそれを達成した姿
2. そのために日々どんな行動をするか

この二つの結果に得られるのが、能力・スキルだったり、最終的な成果なんだなと。

また、この二つに集中すると決めたら、アクセル全開で取り組んでいく必要があります。
人間不安は尽きないもので、不安や悩みはいつでも湧き出てくるし、それが自分の行動にブレーキをかけがちです。
しかし、悩むところと、そうじゃなくて全力で行動するべきところの分別をつけるというのが大切です。

そんな悩みを解消するために下の5つのポイントを押さえておくと良さそうです。
1. 悩みの存在を知る
2. 悩まない覚悟をする
・アクセル踏むべきところでブレーキ踏まない。ブレーキ踏むべきところは踏む
・期間限定でいいので、悩まないと覚悟を決める。(2年とか1ヶ月でも3ヶ月でもいいと思う)
3. 100%の主体性を持って取り組む。
・全てを自分事として行動すると、責任の境界線がないので、改善する対象が圧倒的に多い。
・結果として長期的な視点で見たときに自分の成長ができる。
4. 結果は選択できないが、行動は選択できる
・何かと不安になってしまうときは結果を気にして、うまくいくかなと考えがち
・けど結果は自分のコントロールできるものじゃない
・ベストを尽くすという行動だけが選択できるので、ただひたすらにベストを尽くすことに集中する
5. 関心の輪と影響の輪を意識する
・関心の輪というのは自分の影響力が及ばない・変えられない部分
・影響の輪というのは自分で変えようと思ったら変えられる部分
・結果に着目しないというのもその一つ

人の輝かしい成功とかをFBで見たりすると、焦っちゃってました。
けど、その裏でその人がやっている活動を思い描くと、単純にその結果だけを見て自分が焦ることもなくなりました。
単純に行動を続けていくことが大切なんだと思えるようになったとても良い一冊でした。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?