【ニュース読解】3/30日経新聞

こんばんは、フィナンシャルプランナーの黒猫文具店です。年度末の月曜日、いかがお過ごしでしょうか。本日は繁忙!という方も多かったかと思います。おつかれさまでした!

■日経平均は前営業日比304.46円安

先週末経済対策の話が出ましたが、コロナ危機が長期化することによる景気の下押し圧力が懸念され、朝から株安となりました。やや値を戻したものの日経平均はマイナススタートです。本日末時点でPBRは0.94倍程度。割安水準で引き続き推移しています。

■製造業への影響大きく

米欧工場、日本企業の半数が停止 中国は8割が平常に」

日経新聞一面の記事です。日本のメーカーの海外工場ですが、約半数が生産中止とのこと。6割りの企業が2020年度の生産計画を前年度比減らすとしています。財政出動でカバーされるのがGDPの一割とすると、それ以上の需要減少がどうやらありそうな気配ですね。次年度決算は利益を大きく落とす企業が増えそうです。

■大きなインフレがくる?
今回のコロナ危機において、通常の不況と異なる点は、需要が減ったわけでなく、供給が減っている点です。この場合、モノやサービスの供給が不足するわけですから物価が大きく上がるはず。

これに加えて世界が強調して大規模な現金給付策を実行するわけですから近年とんでもない物価上昇がくる可能性もある状況といえます。

現金は物価上昇で価値が減ります。そのとき、価値を保つのは何か?ひょっとすると金地金(ゴールド)や先進国の高格付株なのかもしれません。いずれにしても直近とはめまぐるしく相場が変化しており、資産バランスを正常化するべきタイミングと言えそうです(了)