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鬱病は今や誰もが通る道



鬱病は、

その原因となる場所や環境から離れれば

すぐに治ります。

経験者からの意見です。他の大多数もそう言うでしょう。



私は新卒の工場勤務で1年が過ぎた頃に発症しました。

もともと工業高校出身ということもあって

機械系や電気系の仕事がやりたいと思ってました。

しかし配属先は【化学系】


得意科目ではあったものの、

仕事でやることは教科書からは逸脱したもの。

なかなかやりがいが見出だせないまま1年が過ぎました。


年1度の課長との面談で

違う部署に行きたい」と勇気を出して言ってみたが、

もちろんそれが叶うはずもなく。

3年ぐらいはやって欲しい」との事。

(この下積み3年とは誰が考えたのだろうか)


・仕事は1度やりがいを無くすと失速が早い

たった1時間の残業でも絶望を感じる。


・同じ部署の人達とも会話がなくなる。

「おはようございます」「お疲れ様でした」
の2言でその日を終えた事もあった。


・気合いを入れないと体が震えて出勤出来ない。

私は毎朝、
起きてすぐに洋楽を大きめの音量でかけ、出勤ギリギリまで聴いて体を奮い立たせていた。


辞表を出す前の月

ついに異変が起こる。幻覚が見え出す。

実際にはハッキリ見える訳ではなく、

【気配】が見えるといった感じ。

私はその時だけ《見聞色》を身に付けた..


直属の上司が私の席の隣に立っているのが横目で分かる。どんな感じで立っているのかも分かる。

まさに今にも話し掛けようと前のめりになった。

私はパソコンの手を止め、上司の方へとタイミングを合わせて振り向く。

・・・誰もいなかった。


私はそこで辞職を決意した。


仕事は辞め時が分からないとよく言うが、

「辞めたい」と言うより

ヤバい」と思った時に決断するのが良いと思う。

勤続年数が長いとそのヤバいの感覚も麻痺してくるので、1年以上薬漬けになってしまっているのなら決断の時だろう。

[職がなくなる不安]と[身体が朽ちていく地獄]。


地獄よりも辛い事なんてある?

そう自分に言い聞かせて決断して欲しい。

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