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【社員インタビュー:拓匠開発な人々】まちづくりとクリエーションへの想い~経験を吸収し、発想の引き出しに~建築部 一級建築士 大橋英俊さん

はじめまして!愛媛県出身・生粋の伊予っ子、インターンシップ生のあかりです。みなさんとお会いするのは初めてなので、わたしと拓匠開発の馴れ初めを少し。
わたしの拓匠開発との出会いは、オンラインの合同企業説明会でした。
「個性で生き、個性が活きる社会を開発せよ」この言葉に惹かれ、お話を聞いたのが最初です。ブランドストーリーの動画を拝見し、心震えたのを覚えています。個別の説明会や社員の方との面談、社長とのトークセッション、そして千葉県にある本社でのインターンシップを経て、ひょんなことから、こうして千葉の会社である拓匠開発のnoteを愛媛で執筆しています。
これから、拓匠開発の変なところ、面白いところ、魅力を聞き、感じ、発信していきたいと思います!

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今回は、建築部の責任者である一級建築士の大橋英俊さんにお話を伺いました!

大橋さんにはインターンシップの際、ご指導いただいて、ああでもない、こうでもないと考える難しさとやりがいを感じました。そんな建築部のお仕事を統括されている大橋さんのお話をお聞きしたい!と思い取材をしました。
大橋さんのはみ出す個性にフォーカスしていきます!


土木から建築、そして二足のわらじへ

ーインターンシップでは、大変お世話になりました!大橋さんは普段どういったお仕事をされているのでしょうか。

大橋さん メインは、プロジェクトとして行っている戸建て分譲の計画です。建物と外構の設計、デザインなどのディレクションを行います。もともとは建築の仕事で拓匠開発に入社したのですが、土木の仕事の経験もあるので、土地の区割りなどの土木の計画から関わっています。あとは、あかりさんにもやってもらったけど、コンセプトの発案。などなど、プロジェクトの全体を統括しています。


ー現在のお仕事に至るまでには、どのような道のりがあったのでしょうか。

大橋さん 大学卒業後、初めは土木の仕事を5年間やっていました。でも途中から環境デザインや都市計画みたいなクリエイションのある仕事に興味が沸いて、後半の2年間は働きながら建築の夜間の大学に通いました。その間に住宅設計がすごく楽しくなっちゃって。
それから1年間、バッグパッカーとして世界を旅した後、アトリエ事務所にて本格的に建築の仕事を始めました。


大橋さんと拓匠開発。大橋さんと千葉。

ー拓匠開発に入るまではどんなお仕事をされていたのですか。

大橋さん 元々は東京のデベロッパーに勤めていました。わずかな敷地に3階建ての家と狭い駐車場がある、すべて似たような分譲住宅地を造っていたんです。ちょうど街全体をデザインコントロールできないかなと思っていたときに、転職サイトで千葉県にある拓匠開発を知りました。拓匠開発では、自分のこれまでの経験を活かし、土木から建築まで一貫して携われると思いました。


ーご自身の専門分野をフル活用されているのですね!ちなみに、世界を見てきた大橋さんにとって、千葉の印象はどうですか?

大橋さん 僕が千葉で大好きなのが、木です。立派な木がたくさんあるんですよ。自然はとてもきれいだと思います。あとは骨董も好きです。千葉って、縄文や弥生の土器が出るんです。解体現場で土器が出てきたりするので、あわよくば狙ってます。(笑)

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▲フロリダ研修にて。かっこよくはしゃぐ大橋さん。

発想力の磨き方

ー街のコンセプトを発案する際、「発想力」を発揮し、評価されることの難しさを感じました。発想力を身に着け、発揮するためには、どんなことが必要なのでしょうか。

大橋さん 発想力にはまず経験。それと、いろんなところにアンテナを張って、全部吸収しちゃうことが必要です。遊んでいても、旅行へ行っていても、お風呂に入っていても。何でもそうなんですが、面白そうだなと思ったらぜんぶ頭の中に入れて、引き出しをたくさん作ります。そのなかで、このプロジェクトだったらこういうのが良いだろうとか、それだけじゃなくお客さんに引っかかるか考えながら、アイデアを絞りだしていくことが必要だと思います。


ー自分のなかに発想の材料を蓄えるイメージですね。これまで私の「発想」のイメージは、努力というより才能といった部分が強かったです。

大橋さん 天才の絵描きさんだと、降りてきたアイデアをぱーっと描いちゃえば良い、いわばアーティストの発想です。それに対して、僕らがやることは、あくまでも第三者に「いいな」と思ってもらえること。
キャッチーなものって、自分が表現するものもあるんだけど、すべて第三者の目を前提に考えないといけません。つまり、アートのようなクリエイションの考え方をベースでもちつつ、かつ第三者の視点を常にもっています。
だから、何もないところから発想して、思いのままに表現する能力とは少し違うんです。


ーなるほど。第三者の目線って、どういう風に考えられるのですか。

大橋さん たとえば、コンビニで羊羹が売っていたとします。ただ「羊羹」って売っているより「和三盆を使った栗羊羹」のほうが、付加価値を感じませんか?お客さんの心を掴む表現は、すごく意識的にやっています。
ただ「3LDKの家」っていうのではなくて、お客さんに良いなと思わせるものって何かなっていうところはずっと考えています。

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▲フロリダ研修にて。お誕生日バッジをつけてはしゃぐ大橋さん

ー拓匠開発のまちや家は、自然や人との関わりを大切にしている印象が強いです。しかし、そのなかで、それぞれのまちや家に個性を出していくことは、難しいと感じました。

大橋さん 最近の例でいうと、「天窓のある家」を考えました。天井に窓がある、天窓の家。
僕で言えば、みんなが寝静まった頃に、おいしいウイスキーをものすごい良いグラスで、リビングの照明を真っ暗にしてジャズの音楽を聴いたり。お昼下がりにソファに寝転がって、空を見て雲の流れを眺めたり。
それで考えたのが、空に教育の「育」で、空育(ソライク)というコンセプト。最近キャッチーな「○○育」のように、教育にフィーチャーしたものは、購入される方にとって高い付加価値があります。
それに加えて、「空育」という言葉やストーリーは、「何だろう」って思わせるひとつの要素でもあります。それらを提案して、人の頭の中だけでものすごい付加価値を高めることができます。


大橋さんの個性

ー最後に、大橋さんご自身の個性、型にはまってないぞ!というような「はみ出しポイント」を教えてください!

大橋さん 「人に流されない」。人が何か言うと、みんな同じ方向を向いちゃうところが、日本人の悪いところ。孤独感を味わって、みんな流されていくことが日本人の属性なんだけど、あれだけは絶対にやらないっていうポリシーがあります。


ーチームでお仕事をされている大橋さんは、どのようにチームの方と関わっていらっしゃるのですか。

大橋さん そのときはメンバーのアイデアも取り入れたいので、流されることもあります。自分の考えって、偏っていて、小さいじゃないですか。相手から出たデザインや提案をOKしちゃうとまた新しい世界があると思うんです。相手をリスペクトして、作り込んでいくのは楽しいですよね。

ー「人に流されない」というのと、相手をリスペクトするという姿勢があってこそ、見たことのない、想像を超えたものを作ることができるのですね。
大橋さんの目を見張る行動力と好奇心、そして都市計画やクリエイティブへの情熱を感じました!

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大橋さん、ありがとうございました!


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