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生意気ブログ#1 【離島の神社事情】

今日は神社のことです。
私が奉仕している神社は、度島神社と言って、縁結びの神様である大国主の神様(出雲大社と同じ神様)をおまつりしています。
神社ができたのは鎌倉時代と言われています。だいたい800年くらい前です。

度島の人口は約650人でお参りの人は正月と大祭(おくんち)が主で、その他は漁業関係者や氏子がさんがちらほらお参りにきます。



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ありがたいことに島外からのお参りもちょっとあります。
そこで大体言われるのが、「御朱印はありますか?」「お守りありますか?」です。
御朱印は書けばいいので、言われたら書いています。
お守りは度島神社にはありません。
作ったらいいのにと言われますが、作りたいとも思っています。
しかし、田舎のしかも離島の神社でお守りを作ったとてです。
普通にお守り作ってもおもしろくないなとか思ったりしています。
既製品のお守りを作っても限度があります。
明治神宮や靖国神社、長崎県で言ったら諏訪神社みたいな、人がたくさん来る神社であれば、何千、何万と言う数が参拝者から求められます。
しかし、度島の場合は良くて100です。
そう考えると、明治神宮や靖国神社、長崎県で言ったら諏訪神社みたいな、人がたくさん来る神社と同じ土俵で戦っても勝ち目はないということです。
例えるなら、地域の特産物として缶コーヒーを作ろうとして、UCCやジョージアには戦いを挑むようなものでず。
勝てません。

度島神社大祭(おくんち)

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「何で挑戦するのか」

勝ち負けが結果ではないですが、大きいところに勝つためには、柔軟さと機動力です。
度島神社の場合は参拝者1人1人に「オンリーワン」のお守りを提案することができます。
既製品は大量生産はできますが、1人1人に対応は困難です。
例えば厄除け祈願に明治神宮に行っても「1人だけ」で祈願してもらえることはありません。お宮参りや合格祈願などと一緒にお祓いされます。
これは、仕方の無いことで、1人1人やっていたら終わらないから、まとめて祈願を行います。
小さい神社はそもそもが1人しか来ないので、まとめてやることはめったにありません。
なので、1人1人に対応することができます。

既製品との差別化

既製品との違いは、そのお守りに背景(ストーリー)を付けることができます。
ここで考えることができるのは「まあまあ時間がある」と言うことです。
わざわざこの小さな離島まで来ると言うことは、それなりに目的をもってきています。可処分時間があるということです。
そしたら、目の前でお守りを作っても良いし、お参りのかたにお守りを作ってもらって、これをお祓いする。
まさに、オンリーワンのお守りになります。
大量生産されたモノとオンリーワンで差別化できます。

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結論

大企業と同じ土俵で戦えないのなら(戦うだけの知名度と信用がないのなら)違う戦法を考えた方が生き残るチャンスがあると言うことです。

面白いことやります!
それでは皆さん、
せーの!「イヤソコジャイ!」

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