Photo story No.051 だるま朝陽と腕をあげたいと想った秋の朝。
9月21日の夜明け前、目が覚めて気温を確認したら一桁と冷え込んでいた。天気予報の感じでは、綺麗な朝陽が拝めそう。それならばということで、いつもの場所に車を走らせた。
海沿いに着いた頃には空がうっすらと紫からオレンジ色にグラデーション。そして、徐々にオレンジが強くなってくる。
太陽が顔を出したところで、太陽と海面の間には蜃気楼的な現象だろうか、隙間が生まれてきた。撮影経験が少ないこともあって、こういう瞬間にワクワクする。ただ、技術がないので思ったように撮影できたことはない。でも、少しでも雰囲気をみなさんに届けたいと思って、この日も眠い目をこすりながら向かったのだ。
朝陽の全体像が浮かんできたら、まるでもう一つ太陽が出てきそうな光景。こういう状態をだるま朝陽と言うようだ。もっと、くっきり撮影したいが写真は本当に難しい。
朝陽は早起きした人だけが拝める特別な存在。そのようにおっしゃている人がいた。そう言う意味では、夕陽よりも自分の中では特別感が強いのかも。どちらの方が好きと言うことはないが、誰もが起きている時間に観られる夕陽よりも、朝陽が貴重なのは間違いなさそうだ。技術を学ぶこともなくなんとなく撮影している猿払の風景写真。改めて腕を上げたいと思った朝だった。
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